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2010年6月11日金曜日

亀井大臣辞任  認知バイアス

亀井大臣が辞任した、社民党の連立離脱に続き、民主党が政権をとったときから私が予測していた通りの自体が進行している。

そもそも、国民新党や社民党と同じ政策を手に手を取って行うことなど無理なのだ。

では何故連立したのか?それは社会心理学でいう認知バイアスのなせるわざだと考える。

野党だった民主党はとにかく連立を組むことが政権を奮取する手っ取り早い手段だと勘違いしていたのである。それほど社民党や国民新党には国民の求心力がないにもかかわらずだ。

間違った思い込みが判断を誤った方向に誘導してしまうのだ。

郵政民営化について国民はどれほどの思いを持っているのだろう。自民党もこの点を履き違えている。郵政民営化により、地方と年の格差は広がり、農村部は過疎化が進み、高齢者が不便をしているという映像が流れる度に、物事の本質とかけ離れたこの解釈に戸惑う。

格差の本質はサービスの提供を受けられるか否かというのは大間違いである。イギリスでは「ゆりかごから墓場まで」という第二次大戦以降、労働党が掲げたスローガンがサッチャー首相により見直されたが、その後の労働党政権により復活するかに見えたが、今回の大敗によりやはり否定された。つまり国が主体となって行うサービスにろくなものはないのである。国民が審判している。

菅首相も社会保障の考え方は前時代的この大きな政府のそれと似ている。国が行うサービスはろくでもないのに。

ただ、物事というのは本人の考えや信念とは別の方向に動き出すこともままある。

現在の民主党は気まじめな鳩山さんなら自らが汗水をして融和をはかっていただろうが、高みの見物をしているうちに2党が勝手に離脱やら、辞任を申し出た。まさに瓢箪から駒である。

間違いなく自民党は大敗する。みんなの党を批判したように、谷垣総裁の相手を揶揄しかしないあの発言はマイナスだ。そもそも自民党の政策も全く見えてこない。有能な人がいるのに弱り目をたたくあの番頭も問題だ。

これでは2大政党制など夢のまた夢である。政治家よもっとしっかりせい。この国はピンチなんですよ。外国では「日のいずる国」ではなく「日の落つる国」と言われているのです。

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