氏の馬賊戦記は戦前、戦中の日中をえがいた痛快な小説ですが、父から聞かされた話では、あの主人公は自分なのだと言っていました。
今となっては本人から確認する訳にはいきませんが、小説を書く際に複数の人間から当時の様子を聞き、執筆することはありえるのでもしかしたら本当かもしれません。
父がライフルを構えて岩陰に隠れていて、頭上を馬賊がいきかった様子や、当時、大陸で10人以上の人間を雇いながら政府の仕事をしていたことなども子供心に父から聞いていた話と合致します。父が持っていた銃はルガーという銃だったとも聞いています。
父は死ぬまで中国のことが頭から離れませんでした。
そんな遠い記憶を呼び戻す1枚のはがきです。
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