このブログを検索

2010年7月8日木曜日

落日の日本  事業仕分け

仕分人の蓮紡氏の人気が高く、参院選挙ではどこへ行ってもひっぱりだこというようです。

マスコミが官僚や天下りを前にテキパキと質問し、仕分けしている様子はまるで水戸黄門のようです。悪代官相手に正義の味方宜しくテレビには映し出されています。なんとなく国民はこれで良いと思うのでしょう。そこが問題です。リテラシーなき映像です。

我が国には資源がありません。高い知的生産による技術立国以外に生き残る道はないのに、新たに研究をどんどん縮小しています。確かに大型の1台自立型のスパコンが良いのか、比較的安価なクラウド的な並列型スパコンが良いのかと言った議論は必要でしょうが、我々の技術力の高さを世界に示した「はやぶさ」にしても「はやぶさ2」への予算が当初より18%にまで下げられています。

世界的科学雑誌「ネイチャー」でもこのような仕分けのことが「民主主義・民主党の誤謬」と紹介されています。

我々国民がこういったことを看過している以上、日本が落日に向かうのは確実です。

財政再建は急務です。国家公務員、国会議員の大幅削減、地方分権推進、医療や高齢者問題といった社会保障制度の改革、産業基盤としてのインフラの整備と優遇、これらのすべて実施する必要があります。

これにより将来に希望が持てるようになれば増税もやむを得ないというのが私の主張です。

もっとも法人税の税率低減と大企業に対す外形標準課税の導入、所得税の累進税率のアップを行い、消費税も生活必需品と贅沢品の税率を分けて、所得格差に配慮すべきですが・・・・・・・・

こんな政策を持った政党が今のところ実在しないのです。子供手当はまやかしです。所得の再分配機能としては十分ではありません。

日曜には用事があるので、期日前投票に行く予定ですが、投票に悩みます・・・・・・・・・

0 件のコメント: