雨の日曜日です。こういう日には読書に限ります。
食欲の秋、こんな三冊の本をお勧めします。
一冊は古書店で探し求めた辻 静雄氏が書いた「パリのビストロ」です。そしてもうひとつも同じく辻静雄氏の「フランス料理の学び方」です。
とにかくあの時代にこれほどフランス料理にキチンと向き合っていった人の情熱に驚嘆します。
そしてその辻氏のことを書いたのが直木賞作家でもある海老沢泰久氏の「美味礼賛」です。残念ながらF1と野球を追いかけた氏は昨年逝去されました。この本は腰椎椎間狭窄症で自宅療養されているRパパが教えてくれた本です。
スポーツ選手も基礎が大切なように、料理にも基礎が必要です。その基礎をおろそかにして顧客や流行に媚びた料理ばかり出していると終いには見向きもされなくなります。まあはやりすたりの多い日本ですが、パリでは辻氏の取り上げたビストロの多くが現存するように長い時代生き抜く伝統に裏打ちされたものが必要なのです。
あるビストロで「オ・ブルー」のことを聞きましたが、何のことかちんぷんかんぷんでした。
読んで字のごとく青く煮込むのです。本来はカワカマスで調理さていましたが、今はマスが多いようです。ポイントは生きた魚を使うこと、クールブイヨンで弱火で煮る、食べるときにオランデーズをかけるです。
こんな一品があればサンセールとさぞ相性がよろしいでしょう。
基礎の大切さを考えた日曜日の朝です・・・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿