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2011年2月24日木曜日

シガテラ毒 ラスタ心配

今日OGGIに行ったときよく利用させてもらう田奈のドッグランのラスタの飼い主の男の子が、グァムに行ってフィッシングで釣り上げた魚を食べて中毒を起こしたそうです。心配です。男の子?ラスタ?両方です・・・

ラスタはこの子です。



シガテラ毒によるものです。以前、潜っていた時に勉強したのですが、南洋のサンゴ礁のあるようなところの大きな魚は寒いところでは何でもないのに毒を持つので絶対に食べてはイケないと教わったその毒です。食物連鎖により大きくなる魚程危険と言っていました。

シガテラ毒についての説明です(ウィキペディアより)

シガテラ(ciguatera)とは、熱帯の海洋に生息するプランクトンが産生する毒素に汚染された魚介類を摂取することで発生する食中毒。Gambierdiscus toxicus などの有毒渦鞭毛藻が原因であることが多い。「シガテラ」の呼称は、キューバに移住したスペイン人が、この地方で「シガ」(cigua)と呼ばれる巻貝のチャウダーガイ(Cittarium pica)による食中毒の事を "ciguatera" と称したことに由来する。 長い間、魚介類の毒化機構は不明であったが、1977年東北大学などの研究チームは、渦鞭毛藻類による Gambierdiscus toxicus が原因物質物であることを確認し[1]生体濃縮で毒素を蓄積した魚介類の摂食が原因であることを明らかにした。 シガテラ中毒とおぼしき記述は、1774年のキャプテン・ジェームズ・クックの航海記にもみられる。



中毒症状・症例
シガテラは1-8時間ほどで発症し、症状としては吐き気、めまい、頭痛や筋肉の痛み、麻痺、感覚異常、この中毒最大の特徴である冷たさに対する感覚がドライアイスに接触し凍傷に罹ったかのような感覚になるドライアイスセンセーションといった神経系の障害のほか、下痢、腹痛、嘔吐などの消化器系の障害。血圧異常や心拍数異常などの循環器障害がある。 効果的な治療法は未だ確立されておらず、後遺症の回復に、半年から数年程度を要する。日本国内で死亡例はないが、海外では数例が報告されている。また軽微の中毒の場合、受診、報告なども無い場合が多く、中毒の実数は多いと見られている


保有生物
シガテラ毒の主な保有生物はバラフエダイ、ウツボ、カマス、サザナミハギ、ギンガメアジ、オニカマス、イシガキダイ、ヒラマサ、ブリ、ネムリブカなど、400種類以上にのぼる。食物連鎖によるシガテラ毒の生物濃縮が原因であるため、バラフエダイ、ウツボ、カマスやブリなど食物連鎖の上位に位置する魚類(とくに、6ポンド=2,722グラム以上の重量の肉食魚)が危険である。なお、毒の有無については、同一魚種でも地域差や個体差があるとされている。つまり、食物連鎖の上位に位置する魚類のうちの全ての魚種や個体が必ずしもシガテラ毒を持っている訳でなく、また連鎖の低位にある魚種にも危険な個体が含まれている。このため、毒をもつ魚の個体を外見から見分けることはできない。 ちなみに、沖縄地方にはシガテラ毒の有無や消失に関する言い伝えがある。その言い伝え4種を検証した沖縄県衛生環境研究所は、これらの科学的な信憑性はすべてにおいて『否定的な結果』であるとしている。魚の部位により濃度(含有量)は変化し、内臓と消化管内容物には多く含まれる。


発生域
シガテラ毒を生成する渦鞭毛藻は生息範囲が限られるため、シガテラは特にカリブ海、インド洋、太平洋などの熱帯域、日本では主に沖縄地方で見られる。有毒渦鞭毛藻が多く分布するサンゴ礁で捕獲された魚が特に危険である。高リスク海域での、シガテラ中毒発生率は1万人に300と推定されている。


日本では沖縄地方が主な発生地であったが、近年では発生域が北上し本州でも事例が報告されている。 これは温暖化に伴う原因プランクトンの生息域拡大によるものと考えられている。本州では鹿児島県から茨城県までの太平洋沿岸において中毒が発生しており、千葉県では勝浦市近辺において水揚げされたイシガキダイの料理によるシガテラ中毒について、製造物責任法に基づき料亭に損害賠償責任を認めた事例がある。


検査方法
免疫学的検定を利用し、捕獲した魚類がシガテラ保有魚か否かを簡易的に検出するキットも発売されている。

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