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2011年3月8日火曜日

読書 活字の海を泳いで

スーザン・ソンダクの著書に「死の海を泳いで」というものがありますが、ここでなら「活字の海を泳いで」ということになりましょうか・・・

我が家には2人の活字中毒とまだ中毒には至らない健常者が存在します(笑)

私の場合は別として息子が何故活字中毒になったのか、そしてどんな本を幼い頃より読んでいたのかご説明します。

我が子を活字中毒にしたい(笑)(本当は読書好きっていうんですよね)と思われている若いパパはご参考下さい。

実は私もある方よりアドヴァイスを受けたのです。「子供に丁度よいと思って適当な本を与えることは止めなさい。」「それよりあなたが面白いと思って今読んでいる本を身の周りに置いておくのです」

そういわれて私は従いました。

暫くすると新聞の天声人語を小学生の息子が読み始めたのです(当時は朝日新聞しかとっていませんでした)親が強制したわけでもありません。分からない漢字に当たると「これって砧っていう字だよね」と地名や駅名によって読み方を獲得していたのです。

そういえば地図と時刻表はよく買ってほしいとせがまれていました。

そうです知識と言うのはマニュアルにあるようなものできなく、ある特定の時期に大きく膨張するのです。それまでは何も進歩していなかったように、それまでは黙を見せかけるのです。だから焦ってはいけません。


そうして確実に蓄積していった情報は高度に組み上げられ、次の読書へと向かうのです。

ある人は脳には文字を蓄積する能力がないのだと言います。だから読書をしてその情報を変換して脳に埋め込むのだと。

彼の読書はずっこけ三人組に始まって、ドリトル先生、アガサクリスティ(これは今も読んでいます)恩田陸、どれも難しい本ではありません。ただ、一方でフッサール、カント、デリダ、フーコーのような哲学書やリーマンやポアンカレ予想の本も並行して読んでいました。つまり読書ジャンルの垣根を作らなのです。

彼に言わせると読書は脳の休憩になるそうです。我が家にはリビングはもとより、寝室のペットサイド、トイレ、浴室と至る所に本が置かれて(置かれてというより散々して)います。

この習慣は治らないでしょう・・・・

唯一認められた麻薬それは読書です。皆さんも活字中毒になりませんか??

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