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2011年6月29日水曜日

被災地の声

今回の東日本大震災で被災した方とほんの少しだけお話する機会を得ました。

その方は開口一番、もう被災者という言葉は使わないでほしいと。

彼らは確かに被災はしたけれども、立ち止まっていられないし、前に歩くしかないと、そんなときいつまで被災者として扱われたくないというのです。

そして、鎌倉や江の島の花火中止の話に及ぶと、震災後特に3月4月頃は被災していない日本全体が元気が無く、被災した人たちの方が心配になってしまったと言うのです。

こうした行為は前を向いてしっかりと歩を進めようとしている人達にとって迷惑なのです。

その方がもう政治の世界はどうでもいい、もう信頼のかけらもないと憤慨していました。

一向に進まない災害復旧の道筋、政争の具と化している国会そう思われても当然です。

しかし、今回の震災で一つだけ分かったことがあるというのです。それは世界中の人達の善意です。

芸能人も、サッカー―選手も、アメリカも中国も国の違い職業の違いを超えて、関係なく、真摯に手を差し伸べてくれたというのです。

確かに普天間の問題はあるでしょう。でもあれだけ助けてくれた米軍や自衛隊を用が済んだからもういらないから帰れとは決して言えないと・・・・

イデオロギーも人間の生の前ではちっぽけなものです。

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