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2011年6月9日木曜日

ビジネスモデルの終焉

インターネットの普及と言うのは私達の生活を大きく変えている。これによって今までは必要とされていたビジネスモデルがもはや無用の長物となり、新たなビジネスが生まれてきます。

私は長年飲食店や輸入文具の店(これは6年くらい)やってきたことがあります。

事情あっての閉店だったので、もちろん次のビジネスチャンスのために新規出店の資金はプールしてありますが、前出の市場を見ているとおいそれと出店することが良いとは思えなくなります。

私自身、SCや百貨店に足を運ぶ回数が3分の1以下になったと思う。百貨店や商業施設の不況と重なります。私の周りでもここ数年飲食店はまだ出店が続いていますが、新規の物品販売の出店のペースが大きく落ち込んでいます。これもそのような影響なのかもしれません。

今までは自動車を買おうとするとディーラーに行き、営業の人の話を聞き、購入に至った訳ですが、現在はネットにより情報を検索すると、自動車評論家の評判、他の競合車の情報、さらにアメリカでは安全性や保険料の算出までしてくれます。

そうこうしているとディラーの営業の人(全てではありませんが)が嘘は言わないまでも都合の良いことばかり言っていると分かるのです。

このディラーという拠点の役割も大きく変容せざる得ないのです。

事実、私の周りにはBMWを乗る人が多く、多くの人が営業ではなくサービスの人と懇意にしているのです。困った時に相談する人が直接のセールスにはうってつけなのに、まだBMWは気づいていません(気づいていてもあえて距離を置かせているのかもしれませんが)

もちろんインターネットの情報を鵜呑みにしてはいけないと何回も忠告してきましたが、それはその通りです。

だだユーザーが慣れてくればこれは不要の情報、これはうその情報、これは蓋然性が高いと判断が出来るようになり、リテラシーは強化されると思います。

もちろん終焉するビジネスモデルもあれば、新たに作られるビジネスモデルもあるはずです。

一部のコンビニチェーンがすでに行っているターミナル化はその一端です。

ネットで買った商品をターミナルのコンビニに取りに行くことで、遠方に足を運ぶことも必要なくなり、ついでに生活の必要なものを補充できる訳です。

我々は激動の時代に生きています。モノラルからデジタルへの変容は私達に複眼的思考を要求しているのです。

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