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2011年10月18日火曜日

多田富雄 「ビルマの鳥の木」

この歳になるまで多田富雄氏の存在や、著作を読むことがありませんでした。

今家にある多田富雄氏の著作はこの3冊です。




息子がこの方面の研究を始めたからこそ興味が湧き、先人の歴史や功績、私的情動とも思える氏の考え方に触れるようになりました。その意味で息子に感謝です。

多田氏のことはご存じとは思いますが免疫学の研究かたわら日本文化、特に能についての知識が深く、自ら能舞台をこなすなど精力的に活動されていましたが、晩年は病床に着きながらも思想を巡らし、往復書簡など多くの書物を残しました。

時折り、私の事務所に訪ねてきていただけるN新聞社の編集委員でもあるH女史と話していたところ、この多田富雄氏の話になりました。H女史はN新聞社の社長より年長ですが、その人脈は経済界にとどまらず、ファション業界、政界と幅広く、多田富雄氏とも直接会って、著作を薦めたとのことでした。

本日もH女史がこの多田氏の最初の頃のエッセイ本を届けてくれました。嬉しい限りです。既に絶版になっているものてす。

装丁、タイトルがまた良いです。「ビルマの鳥の木」です。



H女史とはその後、日本経済の状況、政治家の同質化、日本社会の階層の分化(氏は世代を超えた歴史や文化のフレア化が必要と述べていました)など多岐に及び気が付いたら2時間経過していました。

そういえば開口一番に銀座にできた某百貨店のメンズ館のオープニングに立ち会われたとのことで、どうでしたかと伺ったところ「目玉が無い」の一言でした。

朝一番、我が社のA女史と話していた通りでした。

隣接するル**の社長(エキナカを進めた人物)とも知り合いの様子でしたが、流通業の売り手側の同質化も危惧していました。流通業に限った事ではありません。日本社会全体が異質なものを嫌い、仲間意識とでもいう同質化を求めた結果です。やはりジョブズ氏のような革新者が現れなければ何も変わらないでしょう。

如何ですか?リーシングに悩んでいるみなさん革新者の私を使いませんか?無給で働きますよ・・ただし、既存の枠組みは破壊しますけどね(笑)・・・・・



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