アカデミー賞決まりましたね、アーティストの圧巻でしたね、ヒューゴは取れませんでしたね、それにしてもマーティンはアカデミーに嫌われていますね、・・・・それでは・・・・・(淀長さん風??)
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私はスコテッシ監督のように小さな頃から映画が好きだった訳ではない、どちらかと言うと野山を鼻水たらして走り回っていた方。
初めて観た映画は父親に連れて行かれた「夕日のガンマン・・マカロニウェスタン」、東映の漫画祭りには連れて行ってもらた事もない。
大学に入り、一般教養で映画論を取った、副題は「コダールとカイユ」フランス映画をしばし観た時期。
会社に入って渋谷のパルコパート3に映画館を作った。そこで新入社員の私は以前にもお話した淀川長治先生に向かって「先生の映画を観るものさしは何ですか?」と不躾にも聞いていたのだ。全く怖いもの知らず。
先生は顔を曇らせることもなく「そうした物差しは要らないよね、観たいものを観るだけね、そして観たもの良い所を覚えること」・・・・
それ以来、前評判や賞のうんぬんではなく、観たいものを観ることにした。そして良い部分を見つけることに・・・・これは人も同じ・・・・
それ以来、延々と映画を観る旅に出たのです。でも観終わって心がポワンと暖ったかくなる映画好き。
私の映画ランキングはよってその時々で変動する。
「ドライビング・ミスデイジー」「潜水士は蝶の夢を観る」「タクシードライバー」「ビューテイフルライフ」「未来世紀ブラジル」「時計仕掛けのオレンジ」「夏至」「十二人の怒れる男」・・・・
今度「HELP」を観よう・・・
良い映画館が少なくなった、私は二本立ての名画座が好き、でも観る物は選べない、そうしたときは平松洋子さんのように別の楽しみを探す。焼餃子でも、皿うどんでも良い、別のものを・・・
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