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2012年2月23日木曜日

共感力

珍しくワイシャツにネクタイです。人に合わない日は高機能ノースフェイスづくめなのでこんな日は滅多にありません。

以前「仕事ではネクタイを締めておかないといけない」と人に言われた事があります。あまりのお粗末さに二の句が出ないとはこのことです。

まず洋服(洋服に限らず身だしなみ)というものは相手があって相対的に存在するものなのです。もちろん場というものもあります。しかし、制服のようにネクタイを締めておけば良いという発想は貧困です。

組織の中でそういった規制を掛けるのはよく分かります。そう何事も無難にという発想です。この日本人的ともいわれる横並び、同質化の思想が日本をこんなに凋落させている事にまだ気づかないのでしょうか。

私は相手の顔考えながらネクタイやシャツを選びます。どういう話をするかによっても異なります。

以前にも書きましたが、ビジネスの究極の目標は「共感」です。

物を買ってもらうにしても、契約を締結するにしても「如何に共感させることが出来るか」と言うことが大きな事なのです。

嫌々契約したなら後悔し愚痴も出ます。本当に共感し喜んで契約したならばその時点で正の循環が生じます。

仮面をかぶって自分の個を捨ててひたすらビジネスに邁進している人はどこかで壁に突き当たります。

自らの全てで相手にぶつかり、経験と知識と理論を積み上げ、相手にシンパシーを感じてもらったらもう結果は見えたようなものです。

私の仕事はこの一点だからです。

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