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2012年3月2日金曜日

IBMに学べ

私の友人にサンエンスライターがいます。理工学部を卒業し大学院まで進んだのですがポスドクの悲惨な生活ゆえ耐えきれずアカデミックな路線から転職したのです。

そんな彼が口癖のように言っていた日本の製造業のオリジナル性の乏しさです。

私も同意したレクサスブランドの話も、白物家電の話も彼から聞きました。

そんな彼が大絶賛していたのがIBMです。

IBMは本家のパソコン製造は全て中国企業に売却し、自らは頭で考えるシンキングプロダクターと徹しました。

そしてこのたび50年先にならなければ実現は難しいと言われている量子コンピューターの開発に先んじているのです。

量子コンピューターの説明は別に譲るとして、もし実現すれば驚くべきテクノロジーの進歩になります。

日本の企業でこうしたシンキングプロダクターと胸をはって言える企業はどのくらい存在するのでしょうか?K井さんのところぐらいでしょうか?

数日前の日経新聞のコラムでベンツ、BMWとレクサスが比されていました。プランディングの意味を説明していました。

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不意にフランス人に突然、日本の文化を聞かれたらどのくらい説明できるのか不安になりました。

娘は「イマエダ」さんなので期待すべくもありませんが、息子は数年前、京都の哲学の道の途中にあるお蕎麦屋さんで、フランス人に尋ねられ流暢に説明していたのが驚きでした。

親が教えもせぬのに独学で学び、古い浄瑠璃の本の説明をしていました。好きこそものの上手なれ。そのとおりです。

息子はフランス語、イタリア語、ラテン語、ロシア語、スペイン語、バスク語、ドイツ語、エストニア語を勉強していました。習熟度は分かりませんが、好きなようです。

語学は音楽に似ていると言っています。彼は極度な運動音痴ですが、論理的思考はずば抜けています。彼の数学は直感的というより、論理的に考えているようです。

先日も鉄門会の取材(どうも役を仰せつかったようです)で現在の教授の同期であるドクターに取材に行ったようです。偶然、息子の中高の先輩であることが分かり、話は弾み、時間が経つのも忘れ話が尽きなかったようです。そんな彼の長所は誰からも覚えられるということのようです。

確かに背が高く、恰幅も良く、頭は坊主で、やけに真面目な背広の大学生はおいそれといませんから・・・・ね・・・・・

明日から八ヶ岳です。お弁当はチラシ寿司にしてと言っていたようです。

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