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2012年3月29日木曜日
ブランドの細分化 パプスト・ブルー・リボンビール
ブランドとはそもそもその物やサービスの持つ基本的要素であった。
つまり牛乳石鹸は「クリーミィで純白の泡の立つ」石鹸であるという説明でこのブランドの定義は一葉だった。
しかし、現在のようなすこぶる多様な価値観を併存しているとすると、一元的ブランド論では賄えなくなる。
このパプスト・ブルー・リボンビールを飲んだ事がある人はどこで飲んだのでしょう。私はアメリカで飲んだ。
さっぱりしていてあまり飛び抜けた風味は感じられなかったが、アメリカではポピュラーなビールだ。
そんなビール会社は売り上げが大きく落ち込んだ時期があったのだが、この会社のセールスプロモートの仕方が変わっていた。
テレビやラジオ(ラジオはマスてせはなくなってきているかが)に広告を出すのではなく、小さな大会、例えばロディオ大会、釣り大会、BMXの大会、などなどマニアックな大会にスポーンサードしていったのだ。
すると売り上げは顕著に増加し危機を脱したのである。
この結果このビールのブランドの位置付が多様化した。
アメリカでは白人労働者に愛してやまないビールとして変わらずに飲まれている。
流行に敏感な都市部では「ウィンク」しながら飲まれている。
そして中国ではヘネシーの隣に置かれ「アメリカの有名なビール」としてシャンパンの代わりに飲まれている。
つまりブランドの細分化である。
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