家の近くの早咲きの桜が満開です。ユキヤナギと桜が一斉に花をつけました。
俳句をなされる方はご存知と思いますが、
残花といったら春、
余花といったら夏の季語です。
過ぎ行く季節の移ろいを二度楽しめる日本人ならではの発想です。
桜の花を時の流れに乗って観察する、そんな日本人の豊かな感性は捨てたものではありません。
ところで今いきたい展覧会があります。
上野の国立博物館で開催さている「
ボストン美術館 日本の美術の至宝」です。
国立博物館は息子が小学生の頃、友達数人を引き連れて訪れていました。歴史の実施勉強です。
金印や仏像を見せながら教科書の歴史をインプットの強化するためでした。まあ効果はあったようですが・・・・
ご存知のように日本最古のマンガは「鳥獣戯画図」と言われていますが。
この作品の中に、
曽我蕭白の「雲竜図」なるものがあります。実はこの作品も仕掛けがしてあって、
実際に目で見た通りではなく、ある部分を強調し、再構築する技法が使われているのです。
これはシュールレアリズムのピカソやダリのものとも近いのです。
我々日本人はこういった素晴らしい複眼的思考をもともとは持っていたのではないかと思います。
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