インド料理 ラズィージィ 市が尾
横山(横浜じゃなく)に住んでいると本当に美味しい料理屋が少ないとつくづく思う。つい先日も某ショッピングセンターに入っていた鰻屋が退店すると聞いた。もはや半径10キロ圏内うなぎを買えるところは無くなった。まさに鰻の真空地帯である。ますます寂しくなる。
そんな不毛の横山でもインド料理はとびきり美味しい店がある。そもそもこの店は鴨志田にあった。いやいまもある。駅はどこも遠い。はっきりいって辺鄙である。店構えからして怪しい。裏手にある駐車場も小高い雛段の上にあり、一歩間違えると車か落っこちてしまう。そんなスリリングではあるが、味は正真正銘インドのそれですからご安心を。
その2号店が市ガ尾に出来たのだ。これなら車の心配はいらない。
インド料理との出会いは会社に入ってからだ。私の生まれた街にはカレー店はあったがインド料理店はひとつもなかった。カレーもインド料理だろうとご指摘する先兄もいらっしゃるだろうが、そもそもカレーは日本で独自に発達した正真正銘の日本食であると私は断言する。学生のころに命の糧となったC&Cのカレーはまさにこれである。
それにナンを出すかどうかで決まる。ナンがメニューにあればほぼインド料理店と思っても間違いはなかろう。
会社の先輩が赤坂のインド料理店で結婚式の2次会をした。この頃からインド料理店が増えて行ったような気がする。都内に住んでいる頃は赤坂のTBSの近くにあるモティという店に通った。ここのキーマカレーは格別だった。
横浜に越してきてからショッピングセンターにインド料理店が入っていたので何度か食したが、残念ながら私の口には合わなかった。
ラジィーズィの料理はどれも美味しい。自家製のナンは表面は香ばしく中は柔らかくてもちっとしていて美味しい。プラウンマサラという小海老と玉ねぎと野菜が辛目に味付けされたインド風のサラダと釜で焼かれたチキンもお薦めである。チキンはヨーグルトに浸かっているため柔らかくスパイシーだ。チキンティッカという名前だった。これが熱々の鉄板でキャベツの千切りの上に乗せられて出てくる。カレーはお好みに応じて辛さを調節してもらえる。一度大辛で注文した時があったが、辛い物大丈夫な我が家でも胃の中が火事になったので普通をお薦めする。我が家ではカダイプラウンというこれもまた海老の辛いカレーと中辛のホウレンソウカレーを良く注文する。考えてみるとインド料理との初めての出会いは新婚旅行の時だ。当時は政情が不安定ではなかったのでエアランカ航空はコロンボで一泊し、翌日目的地のモルディブへ飛んだ。そんな飛行機の2回出る機内食はどちらもカレーだったがこれがすこぶる旨かった。日本のそれと違っていてさらっとしていてしつこくない。そして着いた地でもカレー三昧の日々が待ち受けていたのだ。人生であれだけカレーを続けて食べたのはこれっきりである。それでもカレーが嫌にならないのだから、如何にカレーが愛され我が国民食となっているか証左である。あれインド料理の話でしたっけ??
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