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2009年3月18日水曜日

吉本隆明 日イト


吉本隆明氏をあえて説明する必要は無いと思いますが、若い人には吉本バナナハルノ宵子の父といったほうが分かりやすいかもしれません。


この人の思想潮流は蛇行と決壊を繰り返した荒ぶる大河の如きでありますが、85歳にしてこの切れ味はただ舌をまくばかりです。最近の「真贋」という著作も、穏やかにしかし鋭く物事を見ています。小林秀雄氏もこの「真贋」という著作を残していますが、双翼です。


日イト」にもこの吉本氏の特集が組まれているので是非見て下さい。その「日イト」に「を持っているか」糸井氏自信が自問していました。糸井さんは持っているでしょう。しかしこの吉本氏の鉈はまた別物です。とてつもない強靭さです。


細かい器用さと小さくまとまったものの見方では、鉈になりません。しっかりとした基盤思想があってこそ強い鉈になります。


私も鉈がもてるように日々精進です。



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