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2010年7月30日金曜日

映画「小さな命が呼ぶとき」 ポンぺ病

細胞内にあるライソゾームに関連した酵素が欠ける先天性の代謝異常疾患にライソゾーム病というのがあります。その中でも酸性a-グルコシターゼが欠損するものをポンペ病といいます。

現在では酵素充填療法が確立され、歩くことしかできなかった子供が走れるようになったとのことです。

この映画はその新薬開発に携わった父親と博士の実話です。

これは観てみたい映画です。もともと父親役のブレンダン・フレーザーは「ハムナプトラ」に出ていた2枚目でちょっと苦手ですが、予告編ですがどうして中々です。

週末は劇場にGO!!!

残念ながら上映館が少ないのが玉にきずです。近いところではシネチッタ川崎ですか・・・・・・・

肉食系人間 ホルモン・焼き肉

中目黒周辺には肉に目がない肉食系人間御用達のお店が点在します。

そんな中からお薦めの3店をご紹介します。

一件目は事務所から徒歩でも行ける焼き肉店です。西郷山トンネルのすぐ先にあります。

お店の名前は「鉢山」です。シックなお洒落なお店なれど肉質はぴか一です。厚く切ったカルビも最高です。

お店のHPはこちらです。→http://www.hachiyama.jp/



次の2軒目、3軒目はともに神泉駅の近くです。神泉から中目黒まで徒歩で通勤している友人もいる位ですから遠からずです。

旧山手通りから神泉駅に入っていって左側のこの「神泉ホルモン 三百屋」です。神泉と新鮮をかけたのかな・????

とにかくメニューが豊富なのが嬉しい限りです。

お店のHPはこちらです。→http://www.sanbyakuya.com/index.html



そして最後がこの「丹虎」場所は松見坂から筑駒方面に向かって右側で都立駒場高校の手前です。ここはシマチョウが有名で入りやすいお店です。徒歩ではチト厳しい距離ですが、タクシーで湾メーターです。残念ながらHPはありません。




このお店「タントラ」と呼びます。「タンコ」ではありません。ちなみに「蜑戸」とは海女の小屋です。

週末から夏が戻ってきます。こんなときにはガッツリ肉でも食べて酷暑を乗り切りましょう!!

ラ・ターシュ(La-Tache) Chassagne-Montrachet Leroy

モンラッシェに赤があるの知っていましたか?



このルロアのシャッサーニュ・モンラッシェ・ルージュ最高です。驚くほどの凝縮感とミネラルを感じさせる舌触りです。さすがルロア女史脱帽です。我が家にはこの他にはルロアの白が4本あります。

それとこの言わずと知れたDRCのラ・ターシェの凄いことといったら半端じゃありません。以前の出来の悪い1967年ものを一度グラス1杯戴いたことがあるのですが、それだって物凄いパワーでした。


これは悪い年だから10分の一と言っていましたが、良い年のものは150万円以上するのでこれだって1本15万円以上!!恐るべしDRCです。

ブルに始まりブルに終わる、確かにそうかもしれません。偉大なブルは形容のしようがありません。

逗子に行ったら材木座にある湘南ワインセラーでブルの白でも仕入れて冷やして飲むことにしましょう。マルクかフィリップのコランあたりが狙い目ですが・・・・・・

失政 子供手当 エコカー減税

子供手当にしても、エコカー減税にしてもこれはひどい失政である。

そもそもエコカー減税にしても、冷え込んだ消費を底上げするために施行されたものなのが、まだ消費が戻らぬというのに急に廃止にしたならばどんなことが起こるか容易に理解されよう。

バーゲンセールは一時的に売上げアップになるが、8月、2月は大幅に売り上げが落ち込む。

バカだってわかる。子供手当にしても来年から縮小が決まれば、ほとんどは預金に回るだろう。

財政の問題は財政の問題として取り組んでいかねばならない。一方で、産業構造が変わった今こそ、政府が日本のビジョンを示し、沈みゆく船を航海させなければならないのに・・・・・・

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産業構造の変化と共に、もう一つ気になる事があるそれはスピードだ。世の中の変化がものすごく速くなっている。つまり企業は瞬時に必要かどうかを判断し、容赦なく不必要なものは切り捨てていく。この行動こそ、不必要なものを切り捨てる原動力だ。世の中無駄がなくなることが本当に良い(個人にとっての幸福という意味)社会なのだうか・・・・・・・

「早く、簡単に」という言葉がリードしている社会、ここはいっちょその反対、「ゆっくり、難しくても」という気概で生きてみたいものである・・・・・・・・・

鎌倉移住計画 KMAF  


鎌倉移住計画の先鋒として考えていた逗子マリーナのマンションが実は担当者の思い違いで、想定していた面積より10㎡少ないことが判明したのです。

ショックです。前回、メロンまで切って出してもらった部屋は残念ながら暗く、日が当たりません。

この第一候補の部屋は目の前も開けていて、良いと思っていただけにショックです。

この逗子マリーナでも犬が1階のテラスから出入りできるような物件は数が少なく、面積も70㎡は丁度よい大きさなのです。

しかし、不動産は「縁」ものです。「縁」がなければ手に入りません。

無理をして深追いは禁物です。「啼くまで待とうほととぎす」の気持ちで待つことにします。

電化製品も全てリストアップし、キッチンも候補を決めていただけに残念ですが、仕方ありません。

機は熟すまで待つのみです・・・・・・・・・・・

コラーゲン  トリプトファン

お肌すべすべつるつるにコラーゲンが良いと世のビューティソルジャー達はこの手の商品探しに余念がないようですが、それはそれで本人が良いと思えば効果はあるかもということで良いのですが、ただし取りすぎにはご用心なのです。

日本人はすぐに過去のことを忘れるのがいけません。

1988年に起こった昭和電工のトリプトファン事件なるものです。この健康補助食品の特定のロットの中に不純物が混入し、アメリカで大規模な健康被害(EMS)が発生した事件です。ですから今でもアメリカではこのトリプトファン製品の販売は禁止されているのです。

このトリプトファンはアミノ酸の一種で、たんぱくが多く含まれている食品、例えば肉、魚、ナッツ、豆乳などに含まれています。コラーゲンは当然、ゼラチンのような高タンパク質でつくるのでこの含有量は高いのです。(阿膠というロバの膠からつくったものはこのトリプトファンを例外的に含まないようですが)

まだよくその基序は解明されていませんが、少量の摂取ではセロトニン・メラトニンといホルモンに作用し、沈静、熟睡をもたらす効果があるようですが、長期間大量に継続して摂取すると肝臓に負担がかかり肝硬変を誘発するようです。

つまり何事もほどほどにという戒めです。お酒は?もちろん戒めです(笑)

思い思われ 東京大学医学科試験

息子の試験のひとつが終わったようである。学科は解剖学のようだ。なにしろリビングのテーブルの下や、廊下で横たわり勉強するので、何の勉強しているのか知りたくなくても分かってしまう。

干物女宜しく干物男、それもそうとう大型である。(笑)

ページ数にして600ページ近くの人間の臓器や神経系、筋肉、脳など各部の名称と英訳を覚えるのである。でも東京大学ならもう少し別の勉強法があるのしゃないかしらんと思ってしまう。

暗記というのは一時的に記憶がほとんどで反復使わないとすぐ忘れてしまう。そんなものよりもう少しましな方法があると思うのだが・・・・・・・

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息子が天王洲にある教授のタワーマンションに招待され食事をしてきたようだ。同学年の他の子は試験の直後でもあり睡眠不足のせいか、羽を伸ばしたいのか不参加のようだ。息子に聞くと「これは参加するべき」だと直感的に思ったという。

ここは拍手献上!!

そう日本人で3人しか連載されていない、そのニューヨーカーに連載されるようになった村上春樹氏も言っている。確かに「ノルウェイの森」の日本でのヒットはあったけれど、アメリカで出会った多くの人がそうさせたのだと・・・・・つまり人との関わりだったと・・・・・

この歳になると分かるのだけど、結局、私達は人に生かしてもらっている。人とのかかわりの中で生きているのだ。「思い」「思われ」これが大切なのは変わらない。

後はセレンディピティを待ちながら、地道に研究を進めるだけ・・・・・・・・・

マン・レイ Man Ray エマニュエル・ラドニツキー

来週から逗子、そのあとはマウイに行ってしまうので中々時間が取れそうもありません。

思い立ったが吉日とばかり新国立の「マン・レイ展」です。



タダイズムの旗手としてシュールレアリズムの渦巻く、パリ、NY、ロサンゼルスを拠点とし、レイヨグラフ、ソラリゼーションという新たな表現方法を追求し続けます。

マン・レイ財団所有の展示ですが、この財団はNYのロングアイランドにあるそうです。

とにかく彼自身、美大生がそのまま大人になったような感じで、いつまでも「習作」が続きます。

アカデミックといえば聞こえは良いですが、要するにいつまでも青臭い訳です。でも個人的には知った風な大人より、いつまでも青臭い人の方が好きです。

写真展としては今春開催された「木村伊衛兵とアンリ・プレッソン展」の方が興味深く思いました。

このマン・レイ展は写真展というよりデザイナーとしてのマン・レイの素顔に迫るものなので比べるのも変な話なのですが・・・・・・・

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外はすごい雨と風です。ミッドタウンの駐車場から離れているのでここ新国立は不便です。都市開発とどうして旨く連動が出来ないのでしょうか?美術館の来館者の平均年齢はかなり高いのですからもう少しそのあたりも考えてほしいものです。まだまだ箱作りの行政視線は健在のようです。



ミッドタウンのニコライバーグマンでお花を贈りたいと思っていたのですが、生花は六本木のみになってしまったようです。ミッドタウンタワーで開催されている世界の自転車にまつわる展示企画もこの雨なので見ずにまっすぐ家路につきます・・・・・・・

2010年7月29日木曜日

明太子 かずのこ  葛西敬之「明日のリーダーのために」

弊社のお中元は特別にお願いしているところで、夏は「明太子」冬は「かずのこ」と決まっています。

中には変えてほしいというユニークな顧客もおりますが、大方喜んでいただいているようです。

顧問をお願いしているK弁護士からもお礼状が届きます。K弁護士はちょっと変わっていて顧客にも私達にもおべんちゃらは全く言いません。書状にも「体に悪い好物をありがとう」と書かれています。

確かに高コレステロールで食べすぎは体に悪いです。

そんな書状の中に葛西敬之著の「明日のリーダーのために」という本を勧めていました。

K先生が「親米保守」の代表のような著者を進めるとは少し以外でした。

でも読んでみることにします。

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閑話休題

週刊朝日におかしな記事が載っていました。税調の委員も務めている(尾身さんとの確執でも有名になった)大物が、政府の借金900兆円は返さなくても良いといっているのです。私の嫌いなK氏と共著をよくしているこのJ氏ですが、それはないでしょう。外国債でないから平気とはおまりにお粗末ですよ。いや、お偉い先生のこと何か別の企みでもあるのでしょうか(例えば国債を大暴落させるとか!?)

素人でも国債が信用の上に成り立っていることぐらい理解できるのに、この手の論者が闊歩しているこの国はかなりの危険域になったようです・・・・・・・

心に残る言葉  武田百合子 「富士日記」



武田百合子氏のこの2冊をつい最近読み返したばかりである。

上質なエッセーというものは、原稿用紙数百枚の表現よりわずか数行の言葉の羅列で、すぱっとその場を切り取って私達にありありとその光景を見せてくれるものなのだ。

そんなエッセーの中にこんなくだりがある。

愛犬が死んだ昭和42年7月の日記

「まだ小さかったポコは山荘へ向かうトランクの中で籠の蓋に首を挟まれ窒息死する。泰淳さんが穴を掘り、百合子さんが泣きながらポコを横たえる。そして百合子さんは「早く土の中で腐っておしまい」というのである。
これほどまでに悲しい、そして真理をついた表現は見た事もない。

土に帰り、宇宙と一体になる。

死とはそういうものなのだと我々に気づかせてくれる。

ポール・オースター Paul Auster  柴田元幸

ポール・オースターを初めて読んだのは「ニューヨーカー」に連載されていたものだった。

その後、なんとも言えない「ざらっ」とした感覚が気になり、「幻影の書」「トゥルー・ストーリー」「偶然の音楽」「ナショナルストーリー・プロジェクト」と読み漁った。

そして全ての訳が柴田元幸氏である。氏の翻訳は村上春樹氏の翻訳が小説家としての心中を断片にしているのとは対照的に、翻訳者として煮詰めて煮詰めて言葉を選びだし翻訳に徹した傑作といってよいだろう。

村上春樹氏が何故、グローバルなのかという問に対して、氏の翻訳はそれ自体他社との共感であり、翻訳を通じて世界中のあらゆる小説の要素を咀嚼して、そして吐き出していると結論付けられる。

ナショナルストーリー・プロジェクトはポールが全米から一般の人の色々な話を集めたものだ。

今日本でも進行しているらしい。

「偶然の音楽」に書かれているように、実は人生の大半は理由のつかない偶発的な出来事によって形成され、そしてその不可思議な中に、真の物語を掘り起こそうとしているものなのだ。彼の小説は虚構などと言う便利な言葉で片付けられないのだろう。

もし読んでないならどれでも構わない、ご一読をお勧めする。現代アメリカを代表する作家であることは紛れもない事実だ。

2010年7月28日水曜日

ヘミングウェイ礼賛


ヘミングウェイの本は擦り切れるほど何回も繰り返し読んで、その情景の一つ一つが映画のシーンのように蘇ります。
名作「老人と海」の最後の文章「老人はライオンを夢を見ていた・・・・」はその大きさ、サバンナの景色、老人とサンチャゴの距離全てがリアルに迫ってきます。

来週からの避暑に持っていくつもりです。




ところでキューバは行ってみたい国の一つですが、その中でもヘミングウェイが常連だったという「フロリディータ」というバーがあります。今では観光地のようになってしまったようですが、そこで作られたダイキリは氏が愛して止まなかったものと聞きます。

クラッシュアイスとホワイトラム、フレッシュライムを絞り、砂糖は使わないもののようです。
パパスタイルとも呼ぶそうです。暑い真夏にフローズンダイキリはとびきりのごちそうです。

写真はお店のHPよりお借りしました。

マルティン・ハイデッガー Martin Heidegger




マルティン・ハイデカーは高校生の頃、カント、アリストテレスと読み続けてその次に読み始めましたが当時は全く歯が立ちませんでした。

大学生の頃にも数回読み始めましたがやはり挫折しました。

数年前、よい訳本があると聞いたので読み進めたら、この「存在と時間」はもしかしたらハイデカー自身おおきな風呂敷を広げて構えてみたものの、論考すればするほどそのものの得体の知れぬ大きさと、可塑性に畏れおののいているのかなと感じたのです。

つまり、ハイデカー自身きちんとこの問題に解を得ていないままなのです。

そう考えると今までのハイデカーを理解したいと言う「欲望」のため、視界不良を起こしていた自分に思いをはせるのでした。

夏バテ気味の体に清涼なアンプル剤です・・・・・・・・・・

ポルシェより高いポルシェ


ポルシェといっても車の話ではありません。キッチンのお話。

このP7340というポーゲンポールとポルシェデザインのコラボキッチン価格はなんと3000万円です!!

驚き桃の木山椒の木です(笑)

ポルシェより高いポルシェとはこのことです。

詳しく知りたい方はボーゲンポール社のHPまで・・・・・・・・http://poggenpohl.actus-interior.com/

愛と誠  早乙女 愛さん 訃報


私の田舎町の中学はバンカラな校風とも重なって、喧嘩の絶えないそんな学校でした。

体の大きかった私は他校の不良から目をつけられ校門で待ち伏せされることも多く、それなりに喧嘩の心得はありました。

心得その一(逃げるが勝ちです)それでも仕方ない時には相手をしましたが滅多に負けることはありませんでした。

そんな当時「愛と誠」は誰もが手にした本でした。

74年に映画化され主役の西城秀樹さんの相手役だったのが早乙女 愛さんでした。

近年は芸能界から距離をおいてシアトルで息子と共に暮らしていたそうですが、26日に病院にて逝去されたようです。享年51歳です。

ということはずいぶん大人っぽいと思っていましたが同じ年だったのですね。

ご冥福をお祈りいたします。

縁とは奇なもの


鎌倉ベースの先鋒を作るべく逗子マリーナの2回目の内見に行ってきました。

設計をお願いしているK先生にもご足労戴き、最終のチェックです。

伺ったお宅は綺麗に使われていておばあさまがお一人で暮らしていました。

美味しい麦茶とメロンまで戴き恐縮してしまいます。

しかし、同行の二人反応がイマイチです。私もよくよく考えると日当たりの悪さと庭の奥まったところだったのを見落としていました。

反対側に価格差100万円の物件が出ていました。こちらは庭が広く目前も開けています。

隣もつい最近契約したばかりで、ヨットを持っていて荷物の出し入れがしやすいということで1階を選んだようです。

おばあさまには大変申し訳ありませんが、こちらの物件が第一候補となりました。部屋はワンルームに改装されているようです。もしかするとしばらくはこのまま使えるかも知れません。

次回には何かお土産でもお持ちしましょう。

"SALT" アンジェーリーナ・ジョリー


”SALT”の試写会に行ってきました。なにせアンジーのマブダチですから(笑)

ブラピは来ていませんでしたけどいいんです!!彼女がいれば!!!

そういえば我が社のエースT氏は夏の材木座海岸のイベントで一緒に来ていた羽賀健二さんを外に押しやり梅宮あんなさんとツーショットしていたのには驚きましたけど・・・・・

この手のアクションでは彼女ピカ一です。コメディタッチならグウィネスもいいけどハードアクションはやっぱりアンジーです。

難しいことは考えちゃいけません。爽快まるかじりの一本です。

2010年7月27日火曜日

黒沢明「生きる」 verendenとsterben

ドイツ語にverenden=フェアエンデンsterben=シュテルベンという二つの単語があります。

2つとも共に「死ぬ」という意味です。前者が動植物の死に対して使い、後者は人間に対して使います。

人間と動物の死の違いは何でしょうか?それは生物学的死に行きつく結果は同様でも、人間にとってそのプロセスの中で精神的成長が可能だということです。

看護学を履修した人は学ばれたと思いますが、死を受け入れる、つまり悲観のプロセスというものがあります。このプロセスを経て人は死を受け入れていくものなのです。そう京都大学霊長類研究所のレオ君との違いなのです。

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黒沢明監督の映画に「生きる」という名作があります。三船敏郎が珍しく出演していない映画です。
映画のストーリーは市役所に勤める主人公が突然、がんを宣告され、しばらくは自暴自棄になり遊び呆けるものの虚しさを覚え、それまで無視していた再三の住民からの公園を造ってほしいという要望を必死に役所の上司を説き伏せ、その公園を完成させ最後はその公園のブランコで絶命するといストーリーです。ここで重要なのは役所の仕事に不満で退職し、おもちゃ工場で生き生きと働く当時の部下の女性なのです。彼女の一言がこの主人公に「生きる」目標を持たせた訳です。

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閑話休題

私達が大切な家族を失ったり、また自分が死と直面した時に、こうして生きる目標を持たせてくれる人が必要となります。心の癒しです。できれば同じような境遇を体験した人であったりするのがベターです。まだまだ日本人にはこうした死の教育(生きる教育)がなされていません。高齢化する社会での社会の手そのものです。

ドナルド・ジェイ・フェイゲン ”Morph the Cat ” 高田みち子

音楽の師であるM先輩は今でも滅法音楽に詳しいです。もっとも弟さんも角松敏生さんと一緒にセッションやっていたこともあるのですから相当なものです。

そのM先輩に良いよと教えてもらったのに全く違う名前の人を探していました。人の名前と電話番号覚えないのは昔からですが・・・

そんな中、ドナルドフェイゲンの2006年リリースのアルバム持っていないことに気がつきました。



ナイトフライで一世を風靡した彼の音楽は好きです。この「モーフ・ザ・キャト」も彼の音楽的センスが感じられます。もちろんこの2006年にリリースの「トゥ・アゲンスト・ネーチャー」他のステーリー・ダンのアルバムも持っています。





そうそう、先輩が教えてくれたのは高田みち子さんでした。アルバム視聴しましたけど、良いですね。80年代のポップスとジャズが融合されて、まさに日本版ノラ・ジョーンズ(言い得て妙)です。



早速、2枚注文しました。新しい「トウキョウガールズトーク」と「ナイト バズ」です。
アルバムにある大桟橋と観覧車というタイトルの歌気にいりました。

ウィーン 寅さん公園


ウィーンにいる友達が最近「寅さん公園」が出来たと言っていました。

嘘だろうと調べてみると本当に出来たみたいです。寅さんのウィーンロケは知っていましたが、葛飾区とウィーンのフロリズドルフ区姉妹区とは知りませんでした。

寅さん好きかって?もちろんアタボウヨです。

寅さんはアウトサイダーでありながらも、人間関係を大切にし、自分より他人の幸せを優先するそんな「良心」がテーマです。

一方では「はいはい、結構毛だらけ猫灰だらけ・・・」なんていう名セリフは外国人に分かるのかなとも思いますが、我々が観るウッディアレンの映画と同じようなものかも知れません。

昨年は帝釈天に行き、草団子は食べませんでしたが、河千屋でうなぎを食しました。今年も涼しくなったら今度は川にでも行って鯉こくでも食しましょうか・・・・・・・・

夏目 漱石 「彼岸過迄」からの一節です「 敬太郎は久し振りに晴々としたよい気分になって水だの岡だの帆かけ舟だのを見廻した。……二人は柴又の帝釈天の傍まで来て 「川甚」という家に這入って飯を食った。」

京都大学霊長類研究所 「レオ」

京都大学霊長類研究所で飼育されているチンパンジーの中に肢体が麻痺して2年半も闘病を続けている「レオ」君というチンパンジーがいるそうです。

その飼育をしている人がチンパンジーには「絶望」はないという話をしていました。

絶望」や「希望」は人間だけが持つもので、チンパンジーは今=現在を生きているのみだからだそうです。いうなればコインの裏と表。

人間は過去や現在を照らして未来を予想します。

「坂の上の雲」ではありませんが、明治の頃には欧米の文明に追いつこうと言う「希望」がありました。

昭和30年頃には「ALL WAYS 三丁目の夕焼け」にあるような高度経済成長による消費の拡大で「アメリカのような暮らし」という「夢」がありました。

今はとうでしょう?どこを見ても「希望」も「夢」もありません。考えれば考えるほど「絶望」が顔をのぞかせます。国民が現実を逃避して、今しか見ないのだとしたら「チンパンジー」と同じです。

この国はどういう国になるのでしょう。私の代はまだ良いです。娘や息子の時代が気にかかります。

市長を辞職し、国政に舞い戻りながらも、愛人問題で裁判をしているどこぞの人やセクハラで話題になったZ市長、文房具の購入で裏金を作った官吏のように、この国の政治家官僚には矜持というものがないのでしようか、嘆かわしいことです。それでいて神奈川フィルの活動予算は事業仕訳でカットされるんですからSパパでなくても怒ります。

これ以上考えると「絶望」の前に「怒り」で体温が上昇しそうですからやめておきます・・・・・

STYLE

代官山のお店「STYLE」とは関係ありません。(笑)

6.7年前からよくこの「STYLE」という言葉を耳にします。使っている方は「自分のファッションやインテリアの好み」というようなつもりで使っているのでしょうが、中には「生き方」みたいな意味で使っている人もいます。少し前の流行語みたいですね・・・・

それぞれでしょうが、前者の意味に限定しても私にはこの「STYLE」がないんです(笑)

例えば、ある時にはイタリアのモダンデザインが好きだったり、またある時はレトロモダンなアメリカンなインテリアが好きだったり、統一性がないんです。

ファッションもしかりです。あるときはイタリアブランド、あるときはイギリスのテーラード、また気分によってはウェストコースト風と・・・・どうでもよい訳です。

自分を肯定する訳ではありませんが、物の見方というのは時代時代によって違って当然なのではないでしょうか。ずっと同じと言う人は物凄く若い頃より先見的鑑識眼を持った人か、そうでなければただの頑固者です。

ファショナブルとは別に高い品物を身につけている訳でも、流行に鋭敏な訳でもなく、その人となりが自然に出ているそんな風情が感じられる人ではないでしょうか・・・・・・・

今日はオフィスに短パンです。人と会う予定もなく、午前中から高速を飛ばして逗子です。そう私の今日の気分は中目でなく湘南なのです・・・・・・・・・

床下の小人たち メアリー・ノートン


巷ではスタジオジブリの新作「借りぐらしのアリエッティ」が上映され話題をさらっています。

この原作「床下の小人たち」メアリー・ノートン著は私の子供時代の大好きな本でした。

本の虫だった私はもう寝なさいという母の忠告を「ハイ」といいながら、布団の中で読んでいたことを思い出しました。(懐中電灯で照らして読むのがワクワクを増幅させました)

熱心に本を読むとその世界に入り込んでいきます。目の前にありありと本の世界が広がり、小人たちの洋服が色鮮やかに再現され、言葉まで聞こえてきます。

しかしながらそれらは頭の中で組みたてられるもので、頭の中にないものは組み立てられません。

この本に出てくるジョージアン様式の館など見た事もないのですから。

私の組みたてたジョージアン様式は、近くにあった古い洋館のそれだった訳です。

きっと大きく異なっていたのでしょう・・・・・・・

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もうひとつこれも何回も読んだ「スウィフトのガリバー旅行記」です。

こちらは前書が人間のものを拝借して、自分たちのものとして作り変えてしまう小人を通して人間の知恵、賢慮と言ったものを感じるのに対して、こちらは人間の持っている下劣で暴力的な側面が表れています。

人間の手がいかに汚いのかそのときに感じました。(潔癖症ではありませんが、よく手を洗うのはそのせい?)

宴が終わり、話題にもされなくなったころに映画館に足を運ぶことにします。

2010年7月26日月曜日

ENDLESS SUMMER


ツールも幕を閉じ、7月も終わると私には晩夏です。


何故かブルース・ブラウンの「エンドレスサマー」を思い出します。もちろんⅠの方・・・・・・・


子供の頃、夏休みが終わると祖母が東京に戻る事が悲しくて、夏休みは大嫌いでした。

4.5日前から蝉が一斉に飛び始めました。晩夏に入る足音を聞きつけたのでしょう。

夏本番のこの頃です。今日は土用の丑の日です。でも今日ばかりはうなぎは食べません。この実践はずっと続いています。私は人気のなくなった頃でいいんですから・・・・・・・・・・・

余りものには福があるというじゃないですか?????

Tour de France Stage20 Gran Finale

とうとうツールもグランフィナーレです。3週間に及ぶ真夏の戦いも幕が下りました。

優秀はA・コンタドールです。肉薄したA・シュレックはTTの後半ややペースダウンしてコンタドールには追いつけませんでしたが、昨年の2位とは違い、いつかはイエロージャージをここシャンゼリゼで着る姿を予感させるものでした。3位にはTTで良い走りをしたD・メンショフです。

ステージは圧倒的力の差を見せつけたM・カヴェンテッシュでした。

成績は以下の通りです。来年こそはこの目でシャンゼリゼゴールを見てみたいものです。

ツール・ド・フランス2010 第20ステージ 結果
1位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームHTCコロンビア) 2h42'21"
2位 アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ランプレ・ファルネーゼヴィニ)
3位 ジュリアン・ディーン(ニュージーランド、ガーミン・トランジションズ)
4位 ユルゲン・ルーランズ(ベルギー、オメガファーマ・ロット)
5位 オスカル・フレイレ(スペイン、ラボバンク)
6位 ゲラルド・チオレック(ドイツ、 チーム・ミルラム)
7位 トル・フースホフト(ノルウェー、サーヴェロ・テストチーム)
8位 マッティ・ブレシェル(デンマーク、サクソバンク)
9位 ロビー・マキュアン(オーストラリア、カチューシャ)
10位 ダニエル・オス(イタリア、リクイガス・ドイモ)

ツール・ド・フランス2010 最終総合成績
1位 アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)       91h58'48"
2位 アンディ・シュレク(ルクセンブルク、サクソバンク)      +39"
3位 デニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク)           +2'01"
4位 サムエル・サンチェス(スペイン、 エウスカルテル・エウスカディ)+3'40"
5位 ユルゲン・ヴァンデンブロック(ベルギー、オメガファーマ・ロット)+6'54"
6位 ロバート・ゲシンク(オランダ、ラボバンク)          +9'31"
7位 ライダー・ヘシェダル(カナダ、ガーミン・トランジションズ)  +10'15"
8位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)        +11'37"
9位 ロマン・クルージガー(チェコ、リクイガス・ドイモ)      +11'54"
10位 クリストファー・ホーナー(アメリカ、レディオシャック)    +12'02"

ポイント賞
アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ランプレ・ファルネーゼヴィニ)
山岳賞
アントニー・シャルトー(フランス、Bboxブイグテレコム)
新人賞
アンディ・シュレク(ルクセンブルク、サクソバンク)
総合敢闘賞
シルヴァン・シャヴァネル(フランス、クイックステップ)
チーム総合成績
レディオシャック

多摩霊園 みたま堂





昨年の7月5日、先輩の奥様のお願いで、仲の良かった5人が府中のホテルで先輩を激励する会を開いてからほどなくして息を引き取ったのが1週間後でした。

そして今日、その仲間と多磨霊園で待ち合わせです。M先輩とI先輩の車を拙宅において3人で向かいました。

現地で奥様と近くのTさんと合流しみたま堂です。

みたま堂はロッカー形式になっていて、30年間の契約のようです。それでも倍率は20倍になり、先輩も申し込んでいるのですが空き待ちようです。

内部はとても広く、空調機も効いています。水が流れ、カラフルなタイルが霊園の陰気なイメージとは正反対です。明るい先輩にはとても似合っている気がします。

昼食を深大寺の親水庵でとりました。昔話はつきません。ただ、店内は空調がなく、汗がしたたりおちます。

夕刻前に拙宅に戻りしばし先輩と歓談しお別れしました。

お二人とも昔とちっとも変っていませんでした。それがとても嬉しいこの頃です。

若竹 Bar Mizumachi

犬友4家族で野毛の「若竹」です。

すっかりディープな野毛にはまって、やっぱり横浜は野毛でしょとばかりに通っています。

やはりここの焼き鳥は美味しいです。大将の焼く、その串は火がちゃんととおっているのにパサパサでなく、皮もパリパリではないのに脂っこくありません。あれだけもうもうの煙なのに以外や服も匂いません。

最後に出てくる鶉の卵入りスープは絶妙です。

2軒目は前回と同じマリンタワーの1階にある「バーミズマチ」です。この前の通りを「水町通り」というからだそうです。港町らしいネーミングです。



女性陣はカクテル男性陣はジントニックとハイボールです。夏には炭酸系の飲み物がさっぱりしていて良いです。

午前中早い時間にバイクに乗った(私だけ)ので酔いがまわります。

オドメーターは3500㌔になります。盛りだくさんの週末です。

2010年7月23日金曜日

MINMI 福原美穂


昨年のZUSHIフェスで歌手のMINMIさんの歌声聴いてからすっかりファンになった私ですが(聞いたといっても舞台のそでから犬2匹連れての立ち聞きですけど・・)

MINMIさんは今出産間近でNYに家族ともども滞在しているようです。「Mother」という新しいアルバムも好評で、NYではソウルミュージックの伝統とも言われる「Sugar Bar」で素人さん(素人といってもほとんどプロ級)と一緒に歌っているところがテレビで放映されていましたが、そんなMINIMIさんのブログは幸せを伝播しています。彼女のハッピーと世の中のハッピーが連鎖して見てる私達もハッピーにさせてくれます。

是非、彼女のブログ見てみてください。元気なお子さんが生まれますように!!!!!

http://ameblo.jp/masterbeau/page-1.html#main

彼女は自分のステージ衣装で使うドレスもデザインしているんです。「ブランコ」というブランドです。
このハイビスカスとピアノも彼女がパワフルに歌うステージで使っています。(写真はHPよりお借りしました)


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今年のZUSHIフェスでは、私のお気に入り(私に気に入られたって仕方ねーか)の福原美穂さんが出演します。彼女も注目のディーパです。このところ彼女の「サンキュ」をドライブしながら歌いすぎて喉が枯れてしまいましたけど(笑)その位良い曲です。

先週の土日には8000円のチケットを6500円に下げて、MTVのお兄さんが売っていましたけどこのあたりはもはや日本にはいないので残念です・・・・・・・・

美穂ちゃんもきっと幸せが移ります。だってMINMIのあとですから・・・・・・