今朝食を済ませベートーヴェンでなくドビィシーを聞きながら丸山眞男氏を思い出しました。
ドビィシーとは全く関連はないのだけれど彼は退官後、好きなクラシック三昧の生活だったことを思い出したのであります。
彼についての評価は様々であり、吉本隆明氏の「上空的飛行的思考」と批判したりされたことはつとに有名ですが、戦後日本の思想界の巨人であることは変わりません。
私が好きなのは彼が好んで使っていたというdilettante=好事家という言葉です。これは専門家よりより軽やかに素人として色々なことに興味を持つというような意味です。私にぴったりです。
私たちが青春の頃発刊された「赤ずきんちゃん気をつけて」の思想家が丸山眞男だっとという説はかなり有力のようです。そして政治家の江田五月氏も丸山ゼミの卒業生と聞き及んでいます。
台風一過ではない今日の雨上がり、鈍色の空にドビッシーの「月の光」が似合います。
0 件のコメント:
コメントを投稿