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2009年12月9日水曜日

エッチング塗装







私の敬愛する内田樹先生が自らの事を「受け売り屋」と称して自嘲して申しておりますが、私なんぞとっくの昔から「受け売り屋」稼業でありんす。

コンサルティングの仕事は言うなれば答えのない解を色々理由を付けて解があるように納得させることです。まさに「受け売り屋」そのものです。

そんな中でも、諸物見聞の効果が出ることも偶にあります。偶にですけど。

以前TRIFというリゾートに宿泊し(今は休業中)、全体がレトロモダンな構成のインテリアの中で、写真の「エッチング塗装」(名前は後になって設計の先生に調べて分かった)を見る機会を得ました。

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今、私が企画し竣工を迎えようとしている目黒区青葉台所在の某建物にそのエッチング塗装を採用することになったのです。

当初は「錆塗装」を予定していたのですが、偶然歩いている時に見つけた表参道の大きく錆塗装された実物を見るにつれ、人工的な不自然さが目に付き、急遽変更と相成った訳であります。

もし見ることが出来なければその発想は出来ません。つまり情報図書館には沢山の情報が事前にインプットされている必要性があります。やはり諸物見聞は必要です。
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写真の舞茸は諸物見聞のご褒美として、天より私に届けられしものです。
実際は地元の社員が届けてくれたメニューにはない天然の舞茸でした。天麩羅にしたその味は天にも舞うほど美味しかったです!!!!

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