内田 樹氏の日本辺境論を呼んでなるほどと思ったり、えっどうしてと強く思った箇所です。
●私たちはたえず外を向いてきょろきょろして新しいもの外なる世界に求めながら、そういうきょろきょろしている自分は一向にかわらない
●「執拗低音」basso ostinatoだとどんな旋律が乗ってきても同じ音で絡み付いてゆく歴史的な回帰性をうまく伝えることが出来る
●現実というものは常に作り出されつつあるもの或いは作り出されていくものと考えないで、作り出されてしまったと、いな、さらにはっきり言えばどこからか起こって来たものと考えられていることである
「虎」は自分を「虎」として「何がしたいのか?」という問を受け止めることが出来るが、「狐」(虎に化けた)は自分が「虎」として「何がしたいのか」という問を受け止めることはできない
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ほとんどが丸山眞男の言葉です。こんなことを予めインプットして坂の上の雲を見るとまた別の感覚ににとらわれると思います。
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