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2010年2月16日火曜日

朝令暮改  稲盛和夫氏 「アメーバ経営」


このところマスコミや政治家たちの間でも「プレ」は良くないことととして、相手を糾弾するのによく使っています。なんでブレたらあかんの?(ここだけ関西弁です)

事情が変われば、そうじゃない状況の時に発言したものを撤回したり、変更するのはありだと思います。ブレてないとそのまま突っ走るのは「コンコルドの誤謬」そのものです。

一方、JAL再建の旗頭とされた京セラの稲盛和夫さんは偉いと思います。確か、稲盛さんが書かれたアメーバ経営という著書は知り合いの日経新聞ベテラン女性記者の方が助力されたと聞き及びました。私も既読ですが良書です。

話は元に戻して、今回の提携について、国土交通大臣や官僚がデルタ航空との提携を強力に推す中、本人も当初はこの再建案を忠実に実行すれば再建は可能と言っていたその人が、翻ってアメリカン航空との提携に決めたからです。これには拍手したい思いです。

そもそも今回の再建案は国土交通省の思惑は出来る限り、不採算路線を含めて現状維持をすすめようと考えています。さらに、まだ購入してもいない小型機をすでに算出のペースにしているとの噂も漏れ聞かれます。それに対して、金融機関の当局者との話の中で、稲盛さんは気づかれたのではないかと思います。

これだけ変化の速い時代です。禍福は糾える縄の如しです。生物の進化でもこの変化に対応できない生物は絶滅していきます。ほとんどの政治家はこの絶滅危惧種です。

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