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2010年2月16日火曜日

The Tragedy of Commons 「牧草地の悲劇」

皆さんは「牧草地の悲劇」または「共有地の悲劇」という言葉を知っていますか?

知的財産権の議論ではしばしば引き合いに出されます。

これは街の真ん中に共有の牧草地を作って皆が放牧すると、自身の牧草地では食べ過ぎて草がなくならないように注意するが、共有地では自分が食べさせなければ他人が食べさせるので、我先に皆が食べさせ、結果的に食べ物が枯渇するというものです。

鳩山さんがやろうとしている子供手当も財源なくして行おうとしています。まさにこのことが日本の国民性に由来しているからでしょうか、反対の狼煙があがりません。まさに一番「牧草地の悲劇」を生みやすい国民性なのでしょう。そうリテラシーの欠如です。

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一方、The Tragedy of Anticommonsといのもあります。これは本来共有されるべきものが細分化され私有化され社会にとっての資源の利用を阻害することです。これはまさに知的財産権の問題で取り上げられている現代の問題です。パテントトロールがクロスライセンスのために膨大に私有化されるパテントにより、他が利用できなくなるまさにこの状況下のことです。

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