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2010年3月15日月曜日

中国とグーグル 「超紫陽極秘回顧録 読後」

グーグルの中国撤退のニュースはアメリカの議会も交え、大きなニュースになっています。

やっと読み終えた「超紫陽極秘回想録」ですが、内容的には全て中国当局の検閲済みで極秘でも何でもないのですが、中国という国は今も昔も「政治は社会主義で、経済は資本主義をめざす」で一貫しているということです。

これは全ての説明に合点がいく基序であり、これいじょうでも、これ以下でもない冷静な中国観であると認識しました。

中国の政治に自由主義の標榜する人道主義や人権を持ち出してもこれは無理な話です。しかし、自由経済となれば話は違います。

グーグルが経済的効果を求めるのであれば、非撤退の道もありますが、人権や人道主義を持ち出し、テーブルから降ろさなければ撤退の方向に向かわざる得ないと考えています。

昨年の書架ですが、「チャイナリスク」というこの本も参考になります。様々な企業が中国に進出して、退場していく仕組みをおぼろげながら掴むには良書です。

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