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2010年6月17日木曜日

愛読書


愛読書と言っても今の私ではありません。小学生の私の愛読書がこの「万有百貨大事典」でした。

この百科事典はジャンル別になっていて、興味のある分野を集中して読むことができました。

貧しい家計を割いて母が私にしてくれた唯一の教育でした。とにかく擦り切れるほど読んだものです。

建てつけの悪い木製の窓からからっ風が入り込むあばら家で、布団に包まりながら読んでいた本です。

百科事典は時とともに更新されなければなりません。しかしながら私には大切な礎でした。

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