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2010年9月2日木曜日

イラク撤収開始 オバマ大統領演説

アメリカ軍のイラク撤収のオバマ大統領の演説が行われた。ハートロッカーを観たあとなので何となくイラクの戦場が目に映る。

アメリカの実質的反戦宣言はこれで2度目だ(どちらも敗戦とはアメリカは言っていないが同じ事)

ベトナム戦争はわたしが4.5歳の頃だったので良く覚えていない。もう少したって何の用事か忘れたが横田基地に行く機会があってそこに駐機してあったグレーのとてつもなく大きな機体が北爆を行ったB-52戦略爆撃機だったことは覚えている。

私が高校に行く頃には反戦運動や学生運動は下火になり、いくつかの数少ない大学で残火のごとく灯っていたにすぎない。

今度はアフガニスタンで掃討作戦を強化するという。アルカイーダこそ真の敵であると。そうだろうか敵は己の中にある。アメリカと言う国家はあらゆる人種を呑みこんで成長してきた。つまり生成する要素そのものが敵なのである。

私には雨後のタケノコのこどく、やってもやっても終わりのない泥沼にはまっているように見える。

アメリカも日本も今まで機能してきた国家の組織が色々なところで崩壊しかけてる。国家と言う生命体を維持するためには恒常性も必要であるが、時と場合にはもう一度自らを疑ってみる必要がある。亡国の憂鬱である。

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