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2010年9月27日月曜日

マイケル・サンデル 白熱教室  安田講堂


昨日、マイケル・サンデルの白熱教室の安田講堂での収録を放映していました。

私の印象は「日本の学生の英語の発音いいじゃん」です。ネイティブではないにしてもインド人や中南米の人たちの英語よりクリアーです。

しかし、もう一点では画一的解釈と言うか、教科書のような考え方が目立ちます。コミュニタリズムやリバタリアンのウィキペディア的解釈から抜け出していないのです。どうせ予習するならサンデル氏のユダヤ的歴史観、アメリカの外交上の問題も含めたもっと広い俯瞰があってもいいような気がします。

日本の外交も同様です。今回の中国の問題も全く政府のリーダーシップか感じられません。ただ単に弱腰外交と批判するマスコミも問題です。

参加していた学生には失礼かもしれませんが、もう少し優秀な人材はいないのでしょうか?講義の倍率は高かったと聞きます。しかし、本当に聞いてほしい人間が果たして何人参加していたのか疑問の残るところです・・・・・

1 件のコメント:

スコママ さんのコメント...

Dear Mr. Twitter,

私も昨夜、風邪気味の体調にも拘らず「白熱教室」を観ました。
Mr. Twitterと同様に聴講者の英語力には感心いたしました。彼らのほとんどは海外で勉強、生活をした人たちとお見受けしました。
Mr. Twitterは非英語圏の人たちと比較をしておられましたが、私は日本の外務官僚(ただし、私と同じくらいの年輩者)よりも闊達に話していると思いました。
さて、いくつかの面白いテーマの中で特に注目が集まったのは「世代を超えて謝罪をすべきか」であったかもしれません。議論は面白く展開されました。
しかし、サンデル教授の設問がこの問題を考えるに当たって適当なものであったかどうかと思いました。
つまり、親の犯した殺人などの罪はその個人が負うべきもの(individually)でありますが、戦争犯罪や原爆投下の罪は今日も変わらぬ普遍的は問題で(univaersal)あり、これはまた再び同じ過ちが繰り返されるかもしれない問題だからです。
従って、現世代もその被害者の痛みが消えるかまたは再発が完全に防止されるまで謝罪を繰り返し、再発防止に努めていかなければならない問題だからです。スコッチパパ