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2010年12月22日水曜日
観念の歴史 アーサー・オー・ラヴィジョイ
オットー・シャーマーの「U理論」再読していて、数年前に読んだアーサー・オー・ラヴィジョイの「観念の歴史」が思い返された。そうふっと頭に浮かんだのです。
この著作は1933年のハーバード大での講義を元に執筆されたものでした。
「漠然としたもの」の本質を見事に看破した名著です。彼は無意識の精神の習慣のようなものを「観念の歴史」としてとらえているのです。
U理論の著者が自宅が火災にあっているときに感じた、浮遊したような感覚、つまり自我とは別の存在そのものも、同様に普段は気付かないものなのです。しかし、自我とは別のこのような無意識の存在が私達を開放してくれるのでもあります。
我々は目にしたものを脳で理解し、制御しているだけではありません。既に予測し、仮定しているのです。これはまさに無意識の精神の習慣にほかなりません。
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妻はオートマを2つの足で運転します。今まではこれじゃマニュアルは運転出来ないし、アクセルワークが旨く出来ないと揶揄していました。しかし、人間の脳は絶えず与えられている刺激と別の刺激には反応しにくいという調査結果が出ています。歳をとり認知機能が低下すると、もしかしたら妻のような両足の運転が合理的安全性を高めるのかもしれません。これからは決して揶揄しません。(笑)
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