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2010年12月10日金曜日

セレンディピティと嫌消費

嫌消費についてはすでに書いたことがあるのでここで説明は割愛します。

ところでよくSパパが私に「路傍の石を金塊にかえる」といいますが、私はそんな錬金術師のようなことは出来ません。

ただ別の事をしていて「たまたま」「偶然」別のものが見つかることがよくあります。一般にはこのような能力を「セレンディピティ=偶然発見能力」とでも呼ぶのでしょうか・・・・・・・

若い頃から自由が丘の「ガーデン」やデンエン、有栖川のナチュラル麻布、ニッシンワールドデリカテッセンなど高級スーパーを「覗く」ことが大好きだった数年前NYに行ったときに目にしたディーン&デルーカに驚き、日本でやりたいとすぐに考えました。もちろん日本に上陸するずっと前のことです。

しかし、その当時の私は子育ての他に飲食業、輸入物販業、不動産管理業、コンサルタント業と2足どころか4足のわらじたったのです。日本に導入したいと内心は思いながら数年が経過しました。

すると新聞紙上に神宮前の「ロータスカフェ」や「バワリーズ」のオーナーY氏がこのスーパーを日本に持ってくるとニュースが出ていました。大手の資本を従えてです。

このとき私はこれで良かったと思いました。無理をしてやることも時には必要だけれと゛社会の流れをよく見極め俯瞰しながら進むことの大切さを十分理解しました。

代わりにキャッシュフローは改善し、私の会社の経営改革が成し得たのでした。

何が言いたいかといえば、大切なのは経営者は異なる引き出しとポケットをいくつ持っているかということなのです。

本来は大学時代にこのことを習得すべきです。もしできなかったなら社会人になっても間に合います。どれだけ自分の興味のアンテナを張り巡らし、自己啓発するかです。つまりは嫌消費がカッコイイと思って行動している人に忠告したい、それは時代遅れのパンクファションと同じだということをです。

今は自分のアイデンティティのみで良いでしょう。しかし、経営者になるということは他のアイデンティティも認知し、消化することなのです。

セレンディピティはこれなくして成立しません。

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