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2010年12月11日土曜日

U理論 C・オットー・シャーマー


実は興味を持って英語版でこの本を読んだことがあります。中々強敵で半分も理解できませんでした。確かにフランシスコ・ヴァレラやプロトタイピング理論を読んでいると入りやすいと思います。

今回やっと邦訳が出版されました。さすがに日本語は読みやすいです(笑)


全てを説明するのは無理がありますので、特に興味深く感じた点を列挙します。

気づきを得るための大切な3つの動作とは「保留=サスペンション」「視座の転換=リグレクション」「手放すこと=レッティングゴー

ソース=源に向かうとき何かするときと同じくらいに何もしないことが大切だ・・・

なかなか叡智に満ちています。東洋的思考の私としてはすっと頭に入りやすいものです。

そうそう過去から未来を予測する方法とはまったく別の方法により未来を創るということは、そのまま政策理論や経済政策にも応用できそうです。

列車の窓から見える景色も座っている人を中心に見ようとすると景色は流れてはっきりしませんが、窓の外を眺めると線路わきの木々の姿をとらえることが出来ます。いうなればこれが視座の転換です。

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