上海万博で孫文を支援した日本の実業家、梅屋庄吉が紹介されていました。
梅屋庄吉はご存じの方も多いと思いますが、さらっとご説明します。
梅屋庄吉は土佐藩の運営する土佐商会の家主の子として生まれ、当時国家的事業の南極探検で名を馳せた白瀬大尉の映画を作るなどして得た資金を孫文の革命の資金として応援した人物であります。その映画製作会社は後の日活の前身ともなる訳です。(M・パテー商会)
当時の彼のような思想をアジア主義といい、その後の軍国主義思想とはあきらかに一線を画すものです。
ちょうどのその辛亥革命から今年は100周年を迎えます。
孫文は大陸からも台湾からも尊敬される稀有な人物でありますが、文化大革命のとき、孫文像毀損の危機もありましたん゛、故周恩来氏によって難を逃れたと聞きます。
そうそう実はこの梅屋庄吉氏は日比谷松本楼の創業者、小坂梅吉と親戚でもあったのです。この小坂氏もアジア主義者でした。
そんなことを松本楼のレトルトカレーを食べながら思うのであります・・・
一国を一派ひとからげで判断するのは良くありません。マスコミやスポークスマンの言うことが全て正しいとは言えません。どこの国にも良識と実行力を兼ね備えた人物はいるのです。
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