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2011年6月7日火曜日

梅棹忠夫 ウメサオタダオ展

テレビの特集で昨年亡くなられた知の巨人こと梅棹忠夫先生が書き残した資料の中から、人類の未来について予言していたとありましが、この人ならと思いもしました。この震災についてもです・・・

万博会場跡地にある、国立民族博物館で開催されている「ウメサオタダオ展」「梅棹忠雄の眼」で発見されたとありました。


私が初めて梅棹先生の著作「文明の生態史観」を読んだのは16歳です。この本が日本史と世界史のどちらを専攻しようか迷っていた当時の決定打でした。

スタートが良いと自ずからスムースに進むもので、西アジア史、中東史、アフリカ史など決してメジャーとは言えない地域史をすんなり覚えられたのも先生のお陰かもしれません。


それ以外にも「知的生産の技術」などヒットセラーは数多くありますが、私が密かにお薦めしたいのが先生の書かれたこの京都案内です。単なる観光案内とは異なる味のある、深い内容のものです。

いずれの書も出来る限り難しい漢字は使わず、平易に書かれています。頭書のカタカナ表記も先生のそれをならって企画展をカタカナで表しているそうです。

司馬遼太郎氏との対話でも「アジアは金の国、日本には志があったのに」迫りくる日本の問題をついています。

再読したくなりました。

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