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2011年7月29日金曜日

児玉龍彦

国会中継を見ていた人には児玉龍彦先生の国の原発への誤った対応を渾身の熱弁で語った姿を見たでしょう。

でも見てない人のために画像アップします。

この先生は東京大学の先端科学技術センターでシステム生物医学を研究している方です。

テレビでお馴染の金子 勝氏と中高一緒だったそうです。つまり息子の大先輩でもある訳です。

金子氏の好き嫌いは別として。同センターは国から莫大な予算もらっているんですよ、それにもかかわらずこのきっぱりとした批判素晴らしいじゃないですか。御用学者ばかりではないのですよ。

息子も言っていましたが、放射線というのは濃さではなく、総量で判断しなければならないと。

特に小さな子供や分裂の活発な毛髪、腸管などの細胞に影響を及ぼすのです。

一緒に仕事をしている設計の先生が今月末より北海道です。奥様の実家が北海道にあり、出産のため里帰りです。確かに赤ちゃんには福島から出来るだけ離れた地域の方が安全です。

ただ拡散する放射線は同心円状に広がるのではなく、その時々の気象条件により異なります。

特に今年のように偏西風が弱く、前線が蛇行している場合などさらに複雑化します。

そうそう先生曰く、遺伝子はシステムの一部であり、制御の対象であり、「頭のいいシステム」はあっても、「頭のいい遺伝子」は存在しないのだそうです。つまり「利己的な遺伝子」など可笑しいのです。

複雑化したシステムを簡単にしてしまうとシステム全体の恒常性=ホメオパシーをおかしくしてしまうのです。単なる成果主義のようにです。

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