今回のお話は経営学の話です。MBAホルダーやハーバードビジネスレビューの読者もとばして下さい。何分私の稚拙な説明なので・・・
最終的に失敗になるサインのことを「フォールズ・ネガティブ」といいます。
これは一般的にはフォールズ・ポジティブ=実験では成功しても、実際には失敗する現象に比べて取り組み方は弱いのが現状です。
しかし、しかし、この失敗の中に隠れた利益の原石もあるのです。
ファイザー製薬は、狭心症治療薬開発のためにUK-92,480として知られていた化合物の実験を開始しましたが臨床実験ではほとんど効果がないことが判明したのです。
普通だったらこれで実験は失敗に終わり、新たなプロジェクトに移るはずです。
ところが当時のファイザーの研究者たちは興味深い副作用と思われていたものを取り上げ、さらに深い研究を行ったのです。
そして生まれたのがバイアグラです。同社に歴史的利益をもたらす商品が生まれたのです。
経営者のみなさん、失敗と思ってもしばらくして遠くからそのことを俯瞰してみて下さい。
こんな効用があったのかと気づくはずです。
これが私流、フォールズ・ネガティブ対処法ことひとり時間差振り返り術です。
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