オバマ大統領が5日に逝去したスティーブ・ジョブズ氏のことを真の改革者と呼んで賞賛していました。
私が前の会社にいたときのことです。今はとっくに退いている役員や上司はトップが髭を生やすことが嫌いだからといって社員全員に髭をそるように命令していました。
考えてみるとおかしな話です。髭をつけていても、付けていなくても問題はその中身です。こんな社風では改革など出来やしないと思ったものです。
ですから会社を辞めてから私はずっと髭を生やしています(笑)超保守的な人達へのささやかな反抗です(笑)
ジョブズ氏も相当な変わりものだったと聞きます。ビルケンシュトックのサンダルにTシャツにジーンズ、髭は伸ばし放題・・そんな彼を嫌った人達は私の当時の会社の上司達と同じです。
真の革新者達は、人かららどう見られるかなど意中にありません。自分が納得できるのかどうか、もし納得できないなら変えるしかないとジョブズ氏は学生たちに伝えていました。
人の第一印象というのは当たります。何故あたるかと言うと、人は知らず知らずのうちに自分にとって都合の良いストーリーを作り、その人に当てはめようとするからです。
ここで気をつけなければならないのは、本当に出会えることは少ないのですがジョブズ氏のような真の革新者に出会った場合です。決してその目の前の人物は自分にとっての良いストーリーとはならないがため、知らず知らずに振り落としてしまう恐れがあることです。
自分が二十歳の時にその人に抱いた印象と今、30年経ってその人に抱く印象が同じだったら自分は成長していないことになります。つまり印象と言うのはその時々の観察者の年齢、社会的地位、思想背景などに応じて相対的に変化しなければならないと思うのです。
大学の時に一番合わないと思っていた友達がと来月一緒に旅行に行きます。人の印象と言うのは相対的なものだとつくづく思うのです。
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