日経新聞の中に日本の会社に「ホウレンソウは要らない!!」という雑誌の広告が出ていました。
ホウレンソウそうあのホウレンソウのことです。
私は常々このホウレンソウを上司が連呼する会社は駄目だと思っていました。何故なら、ホウレンソウさえしていれば自らに責任が及ばないと社員は思い違いをして深く洞察しなくなってしまうからです。
これでは重要な意思決定に間違った要素を孕んでしまいます。
ポランスキーではありませんが、我々の身体には言葉では旨く言い表せないけど体が覚えているというものがあります。これを暗黙知といいます。マニュアルやレシピの形式知の正反対のものです。
私の料理のレシピに分量や匙加減と言ったものはありません。いうなれば暗黙知だからです。
詳しい事を知りたい方はこの本を読んでみて下さい。
今日本の企業の中でもこの暗黙知は形式知に置き換わりつつあります。確かに高度に情報化された社会で暗黙知にのみ頼むのは危険ですし、無理もあります。しかし、芸術や料理、など人間の感性に訴えるものまで形式知に頼れば五感は鈍くなります。
マネージメントの理論にU理論というものがあります。数年前にこの書物を読みました。
詳しいことは皆さまでお調べいただくとして、情報収集と分析に頼るあまり、方向性や政策を間違ってしまった例を良く聞きます、U理論では直感を重要視し、情報や過去の歴史を捨てされと言っています。
あなたが目の前にある膨大な書類の山をみて、その書類が無い状態を考えられないのは、その状態を定常化し、自らが気持よいと錯覚しているからです。その書類は本当に必要でしょうか?
私は一度目にして、確認した書類はよほどのことが無い限り処分します。つまり、リリースです。
しかしながら、法定で保存を決められた書類もあるのでそれらはしぶしぶ従いますが、何のためにその書類を保存しているのか考えたことがありますか?
結局、当局が調べやすいようにするために便宜的供与をしている訳です。馬鹿馬鹿しい制度である訳です。
過去や歴史に囚われずもう一度当たり前の事を考えてみてください。必ず発見があるはずです。
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