私はこの本を読むまで本田靖春氏のことをあまりしらなかった。彼の生前行った山谷の売血を訴えた黄色い血キャンペーンや、ジャーナリスト退社後執筆した数冊の本は知っていたが読まなかった。
全編を通して訴えているのは今のマスコミになくなってしまった、本のタイトルである複眼力である。
マスコミの主力が新聞からラジオ、ラジオからテレビに移ったことによって、マスコミ全体にポプュリズムが蔓延し、派手なアクションや白黒断定するジャーナリストが多く産出された。
これからの若者には同じ轍を踏ませたくない。複眼力を持ちなさい。
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