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2011年12月21日水曜日

江戸と京都  粋もっさり

京都にここ数年毎年通っています。私の友人のK氏など京都が好きでいっそ居を構えたいとまで言っていましたが、私の場合にはあることがきっかけでした。

仕事の関係で知り合ったその人は某大学の教職を引退して悠々自適の暮らしをされていて、私より8才近く年上で哲学や経済にも造詣が深く、とても尊敬の出来る人でした。

その人は京都生まれの京都育ちです。その人と話をする度に感じたのは、世間一般で言う京都人のいけずな態度でも、伝統だけにしがみ付いた頑固な京都人でもありません。

どちらかというと江戸っ子のような粋を感じたものです。しかし、江戸っ子の粋とは少し違うと感じたのです。

そんなとき先般、なかむらに京料理を食べに行った際に、京都には粋もっさりという言葉があ事を知りました。

粋が切れ味が鋭い刀だとすると、切れ味は落とさないままその棘とげしさを柔らかくして優雅さを加えたようなそんな感じだそうです。

同じ関西でも大阪と違う所以でしょうか。

みなさん今度京都に行ったら是非、粋もっさり感じてみて下さい。

今晩は寒くなりそうです。新鮮な雲子(間違ってもスケソウダラの白子では駄目です。真鱈の白子です)が入手できたならば、京料理の白子豆腐でもつくりましょう。これを揚げだしにして紅葉おろしとポン酢で食したら最高です。

新鮮な雲子が用意できたら、あとは質の良い利尻昆布、かつおぶし、美味しいお水は用意できていますので、九条ネギ位でしょうか・・・・・

写真は「なかむら」の雲子豆腐の揚げだしです。いやー旨かったです。


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