少し前のカード会社発刊の小冊子に伊集院 静氏のクロード・モネの取材のエッセイが載っていました。
私も油彩を愛するものとしてモネの以下の行は知っておりました。
要約
「モネは貧窮のためパリよりル・アーブルに移り住み、そこで手先の器用さを利用し小遣い稼ぎの風刺絵を書いていた。それなりに評判になるもののそれは子供の書いたものとしてであって決してパリでは認められない代物であった。そのモネが18歳のときブータンという一人の画家に出会い風景画を描くことを薦められ、モネはその後の人生を決定するのである。もしモネこの人と出会わなかったら私たちが見た睡蓮はなく、もう少し風刺絵がうまければなかったかもしれない・・・・・・・」
そしてエッセイは慶応義塾大学の塾長も務めた経済学者の小泉信三氏の「すぐに役立つものは、すぐに役立たなくなる」という言葉で締めくくっています。
日本の「すぐに役立つものをせっかちに求める風潮」が問題です。
今、醜聞なゴシップでマスコミを賑わせている世界的ゴルファーのT氏も大学中退しています。そして日本でも「人生急がば回るな」を座右の銘にしている最年少賞金王君大丈夫なんでしょうか?
人生後から分かるものなのですよ・・・・・・・・・
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