1970年代に三井信託銀行証券部が翻訳し日経新聞が発刊したこの本は残念ながら絶版となっていますが、その翻訳及び本書の企画を上奏し、事実関係の称号や翻訳全体の平仄を整えたのがSパパなのです。訳者前書きにもその事がはっきりと記されています。Sパパよりお借りして暫しお勉強であります。
本書の中ですでに1970年代のアメリカも実は借金まみれの体質であることが指摘されています。さらにS&Pのオープンさに比して、ムーディーズの情報の閉塞性など今と何ら変わりありません。
「
私はこのことに疎くて」と発言した一国の総理の知識の寂しさを憂う前にもう少しこの本を読んで勉強でもしてほしいものです。とにかくこの時代からアメリカの金融政策についてきちんと研究している人たちがいるのですから、後輩は学ばなければなりません。驥尾に付すとはそういう意味です。
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