大学時代の友人K氏がメールの中で「マーフィの法則」を援用していました。
金融マン(今は証券マン?)にしておくのはもったいないほど慧眼であります。
内容はともかく、このマーフィの法則ご存知ですよね。アメリカ空軍大佐OR大尉の名前から取ったと言われています。そもそも論理的思考における演繹的手法と帰納的手法の妙味を面白おかしくまとめた本でしたが、中には危機管理において重要な「起きるかもしれないことは、必ず起きる」というものも含まれています。
実はこのマーフィの法則は後に認知工学のJ・ラスムッセン(同名のクライマーがいました)氏たちにより、日本ではヒューマンエラーによる事故防止のために利用され、原子力発電所のリスク管理マニュアルにも使われていたのです。詳細は分かりませんがJAEAの以下資料ご参照下されば分かります。
http://jolissrch-inter.tokai-sc.jaea.go.jp/pdfdata/JAEA-Technology-2009-028.pdf
今回の原発事故をヒューマンエラーと捉えるのは適切でないかもしれませんが、人間が作ったものです。作ったものはいつかは壊れるのです。
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