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2011年3月23日水曜日

Sandy Chilewich

数年前に東京ビッグサイトで偶然サンディ・チルウィッチのテキスタイルを見つけて、これは良いと商材としても注目し、実際に使用していたのです。彼女の作品はMOMAにも展示してありますし、ハーマンミラー社の床にも使われています(つまりミッドセンチェリー家具との親和性も高いのです)

事務所のマットに使用しています。




今回の鎌倉ベースのステンレスのテーブルトップに合わせるべく、チルウィッチのランチョンマットを購入しました。メタリックな質感のものも合いますが、この「フェイク」という粗い木目のプリントしたものも面白いので取り揃えました。



2011年3月21日月曜日

ささやかな楽しみ  鵯

鵯=ヒヨドリと読みます。戦前の日本海軍の水雷艇にもこの「鵯」というのがあった記憶が・・・・

鳥の話です。地震の日から我が家にヒヨドリがやってくるようになりました。

最初はガラス戸をあけると驚いて飛んでいなくなっていたのですが、パンの屑を置いておくと定期的に食べにやってくるようになりました。

朝ごはんと夕ご飯の催促でしょうか、「ヒョー、ヒョー」と鳴き続けます。

今日など戸を開けても逃げません。でもそっとしておいてあげましょう。

ヒヨドリという鳥は雀の仲間で、平安時代には貴族に寵愛されていたようです。

お客様で傷ついたヒヨドリを保護し、しばらく飼育していたら人間になついた鳥も見たことがあります。





ささやかな楽しみです。

希望の光 リヒトちゃん 

今回の震災の災害救助にも出動した災害救助犬エロスの子供です。

Dr.Fの奥様より妻の携帯に送られてきました。可愛いので妻より私のPCに転送です。

T先生の愛犬「リヒト」ちゃんです。息子の同級生にも同名の男の子がいたような?????

ドイツ語で「光」を意味する言葉です。まさに希望の光です。

顔が黒い子・・・実は好みなのです(笑)

それにしてもお利口そうなのがヒシヒシと伝わってきます。我が家の顔の黒いのは2階のベッドですやすやいって寝ています・・・・

2011年3月20日日曜日

原発という名のメトロノーム

原発本は沢山出ています。私も数冊読みました。しかし、どれも??????です。

そもそも日本人には広島、長崎を経験して核という言葉に特別な感情を持っています。

一方、今の日本があるのは原発に代表されるエネルギー開発に他ならないのです。

資源のない我が国が世界第二位(今は中国にとって代わられた)はこうしたエネルギー開発と表裏一体なのです。

原発を批判するとは自らの血肉の身体を否定することでもあるのです。ただそこには官僚主義という目に見えないシステマティックな悪意が憑依しているのも事実です。

我々は原発というメトロノームを右に左に見ています。ある時は右に、ある時は左に・・・

あるべき姿を追うあまり、今を見失ったこの国のようであります。

嬉しい知らせ  宮古・塩竈

宮古の義父の姉が無事のようだと盛岡の兄弟より便りが伝わってきました。

宮古では駅まで被害は及んでいないので家は残ったようです。ただ本人と連絡が取れている訳ではないので伝聞ですがホッとしました。

塩竈のお世話になっている人に電話をすると、こちらも被災しなかったとのこと安心しました。

でも教え子の中には連絡が取れない人もおり、心配していると言っていました。被災の中の被災の言葉です。温かい思いやりです。疎開する人とは大違いです。

今回の震災の中で心奪われた映像が伝わってきました。最愛の家族を亡くしながらも、住民のために働いた人、取り残された人に安否を伝えるべく必死に手紙を届ける郵便配達の人、国民のために命を賭して原発の放水に当たっている人、誰一人名もなき人です。政治家には一人もおりません。国民の板塀になる人はいないのです。私達はこの光景を目に焼き付け、日本の再生に何が必要か熟考しようではありませんか。

幸せの時間  シャンプー!!!! 

逗子の引き渡しや、大震災そしてその後とセプとさくらのシャンプーが延び延びにになっていました。

ララポに送りに行った帰りに、ガソリンの有効利用として向かったIKEAは当面休業のようです。

被災地に物資を送ると出ていました。こういったところが並みの日本企業と違います。

アマゾン見ると電池が1万円以上で出品されています。アメリカでは普通と言いますか゛、私には普通ではありません。こういった出品は火事場泥棒に他なりません。断罪すべしです。

家に戻りセプとさくらのシャンプーです。さくらは水にぬれても小さくなりません。もともとが立派になってしまいました。

そういえば家にやってくるヒヨドリが太ってきました。怖がらずに私がこっそり置いた餌を食べにやってきます。我が家に来れば間違いなく大きくしてあげることが出来ます(笑)

大震災が嘘のように平穏な日です。この子たちといつまでいられるか分かりませんが、精一杯心を込めて接していたいと感じます。

自転車に乗ってあざみ野の本屋さんに行きます。登って、下って、また登りです。

欲しかった本はありませんでした。2011のプロツールの本を買って戻りました。でも自転車でなく、ロードバイクが良いなと思った今日であります。



やせ我慢のすゝめ

関西の親戚を頼って関東から「疎開する」人が増えているという。

原発の危険について様々な流言飛語が流れており、まさにリテラシーの教育を受けてない多くの国民が情報混乱に陥っている。

私はここで「やせ我慢のすゝめ」を皆さんに提案したい。

何かが起こるんじゃないか、原発で放射能(放射能という言葉もSF映画みたいで科学的じゃないなあ)が拡散されるかも、とかガソリンがなくなるんじゃないか、とかトイレットペーパーもなくなるのじゃないかと、とか、とか、とか、とかく起きてもないことを想定して、自分だけはという利己的な欲求が噴出している。

今やらなければならないことは、起こったことに対処すること、それたげで良いのだ。被災した人たち、起こってしまった原発事故への対応、そうした起こってしまったことに対応し、起こるかもしれないけど敢えて事前準備はしないというやせ我慢が今必要なんじゃないだろうか。

トイレットペーパー無くても生命には何ら問題ないでしょう。インドの人はどうしてるの。ガソリンなくてもいいでしょう。車を動かすことで生活しているの?あなたの車は運送会社のトラックと同じなの?
こう聞き返したくなります。

犬ともの娘さんことRちゃんはシドニーから出産で帰国しています。そのRちゃんがお腹にアルミホイルを巻いてお参りに行ったと聞きました。こういう、笑える行動こそが暗い中にポッと明るい花を咲かせるのです。必要以上に過敏になることは全く必要ないのです。

みなさん「やせ我慢のすゝめ」です。