村上春樹氏の「海辺のカフカ」「1Q84」を読んだ人にはかのいうパラレルワールドがおわかりのことと思います。もう少し前ならフリオ・コルタサルの短編「南部高速道路」、アランロブクリフの「去年マリエンバートで」などその類の本はあまたあります。
しかし、私はつい最近でこそ夢を見なくなりましたが、このパラレルワールドの夢を見ていました。
夢は決まって今の自分でない世界の自分が登場します。家族や友人はそのままなのにそのかかわりが違うのです。息子は息子でなく、妻は妻でない、卒業したはずの大学も卒業していなくて、とにかく規定の状況が異なるのです。世界は平然と過ぎていきます。しかし、私だけが取り残され時間が歪んでいくようです。
こんな夢の分析をするつもりはありませんが、もうひとつの世界=パラレルワールドが存在しているのならばひよっとすると過去の自分や未来の自分の投影なのかもしれません。
これもひとえにエクリチュールの影響かもしれません。
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