ルース・ベネディクトの「菊と刀」です。アメリカではじめての日本文化研究の定本です。
私はサイードのオリエンタリズム(既出)の研究をしていたときに、参考に読んでいたので、最初から「オリエンタリズムじゃん」という褪めた目で見ていました。「西欧の文化は罪の文化で、日本の文化は恥の文化である」と結論づけています。
いやいや本をけなしている訳ではなく、今なお欧米人の日本文化理解はここからスタートしているんだなと思ったわけです。つくづく辺境の国=日本はどうしたら良いのでしょうか?
トルコ語を履修している息子に聞くと「トルコ」も似ているとのこと。宗教的にも民族的にもその地製的に見ても孤立しているようです。いっそトルコと同盟すればと冗談な会話ですが、実際には大規模プロジェクトは韓国に劣性のようです。私が外務省にいたら「こんなにトルコと日本は似ています。ケマル・アタトゥルクの銅像は成田空港に移します。トルコ料理店もこんなにあります。間違った使い方をしている風俗店に名称は使わせません」と言ってプロジェクト奮取に動くのですが、残念です。(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿