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2010年3月30日火曜日

小林秀雄  ベルクソン再考 石井敏夫氏


小林秀雄氏ベルクソンの影響を強く受けていた事は既知でありますが、現在でもこのベルクソンの思想には新たに、今だからこそ考え直さねばならない多くの示唆を含んでいます。

この本は1年前に急逝した石井敏夫氏の論文です。


モンテーニュが『エセー』でさまざまな思想家との直接対話から自らの思想を論じ、その普遍性を示したように、彼の自らの思想について等身大の率直な普遍性を目指すことへの実践が見られます。
これと同時に「等身大」という言葉が使われる自己肯定、感傷主義は、厳しく排除されています。 南仏にて逝去した石井氏の力作です。

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