前述で功利主義の批判を今から200年以上も前のベンサムにのっとって論を展開してしまったので、もう少し補強しましょう。
「厚生経済」という言葉を聞いたことがありますか?このアマルティア・セン氏はそのジャンルの人です。
その彼が「合理的な愚か者」という本書で「合理性」「経済性」を痛烈に批判しているのです。
彼がいう「合理的な愚か者」とは「ホモ・エコノミクス」つまり経済人のことです。
経済と言う固定的、矮小化された狭義の倫理観では人間の心理は説明しきれず、それらが重層的に複雑に絡み合った「世界」らおいてはもはや太刀打ちできないと切り捨てているのです。
アメリカ的合理主義に疑いをもったらこちらもどうぞ、勉強になります。
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