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2010年9月28日火曜日

フリードリッヒ・フォン・ハイエク  焚書坑儒のすすめ 「エコノミストの恣意を恣意して」

ハイエクについてづっと前から不思議に思っていたことがあります。

ハイエクは本当に新自由主義や新社会主義なのでしょうか?

私はずっと不思議に思っていました。

実はアメリカ的自由主義とは論を異にしていたのではと思うからです。

今日丁度その所が、西部邁氏著の「焚書坑儒のすすめ エコノミストの恣意を思惟して」という嫌味なタイトルの本ではありますが、そのハイエクの段でハイエクの置かれた社会情勢、ハイエクの思想の深さが綴られています。ここで氏はハイエクが歴史なき場所で大がかりの秩序を作ることを設計主義と呼んで全体主義の源になると警鐘を鳴らし批判しているのです。

そう氏の全体主義的、意志の決定にもかかわる部分でしょう。

サンデルを聞いていて消化不良を起こしそうな方には是非一読をお薦めします。氏は話すように牡書き、書くように話すをモットーとしておりますから決して難儀な書物ではありません。

曲はコルトレーンからスタンケッツに変わりました。秋の夜長の読書です・・・・

砥草(トグサ)は英語でHORSE TAILというそうです。それにしちゃ細いですけど・・・・

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