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2010年10月22日金曜日

LITERACY  椎茸

この言葉は元々は読み書きする能力、識字を意味しているのは誰もが周知でしょうが、現在ではその識見つまり「本当にそうであるか確認する能力」まで含めて使われることがあります。

知っている、つまり「識見」とは何でしょう?

私達は自動車を見れば動いてなくともそれがタイヤを回転させ動くものだと認識しています。しかし、自動車を一回も見た事も乗ったこともない人はどう考えるのでしょう。

昔、友人と面白い遊びをしたことがあります。身の回りの物を全く違う何かに置き換えて表現する遊びです。

友人が鍋の椎茸を見て、これ「狸の皮」といったときには思わず唸ってしまいました。

こういう能力が直感的に優れている人は天性のものかもしれません。

彼は後に芸大に進学し、大学院まで進みました。

つまり、識見を捨てて、新しい視点で物事を見るということです。本来のリテラシーはそこまで援用されるべきものなのです。

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