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2011年5月28日土曜日

三浦 展&岸田雅裕


三浦展氏が同期であったことは以前にも触れ、折あるたびに彼の著作を勝手に評価してきました。

この「下流社会」は贔屓目に見たとしても良書です。ちなみに彼は蕎麦アレルギーです。彼に蕎麦は間違っても薦めてはいけません。

もう一点、この「マーケティングマインドの みがき方」を書いた岸田雅裕氏は私が面接して初めて入社した東大経済学部出身のユニークな男なのです。

彼は面接のとき、蝶ネクタイにブレザーというプレッピースタイルで挑み、直接の上司であったT課長などはパルコの生みの親ことM専務のことを気にして(M専務も東大出身)、やめた方がいいんじゃないのと訝っていましたが、今は亡きT先輩と私は「面白いじゃないですか」と彼を上申したのです。まるで昨日の事のようです。

そんな彼は現在、ブーズ・アンド・カンパニーのバイスプレジデントです。

数年前に、一つ上の集まりに呼ばれてご一緒させていただいた時に彼に再会しました。旧社長のH先輩と現社長のM先輩と3次会までお付き合いしました。

そんな彼の著作です。嬉しかったのは彼がパルコ時代のよき伝統を今でも持ち続け(もっとも彼は私などと違いNY大学でMBAも取得し、大手コンサルも経験した理論派です)ていることです。

彼の「もうかる匂い」は私も同意です。どんなに理論的にマーケットを分析してもこのセンスがなければ間違いを犯します。コトラーのいうとおりにやっても必ずしも成功するとき限らないのです。

私より2つ下の彼ですが、サザンオールスターズをマーケットドライビング型でユーミンはマーケットドリブン型といっているのも中々の慧眼です。

我が社の娘とあまり変わらない歳のT女史が初任給でネットオークションの「すいか」を買った話と結びつきます。

彼は今BMWに乗っているようです。さすがに車についての考察は三浦氏より堂に入っています。

さらにアサヒビールのスーパードライとメリットシャンプーを買う理由のない売れている商品として取り上げているところも中々良いところを観ていると感心しました。

ワインにも造詣が深いようで、今度会ったら是非話したいと思います。でもサイドウェイズで最後にピノノワールでなく、シュバルブランの1961年物を飲み干してしまうのかの理由は彼とは少し違います。

私には人生のwatershadを確認したのではないのかと想像しますが・・・・・

いずれにせよ、パルコの良き時代に良き人に影響を受け、今の自分があるとあるとしみじみ感じたのであります。

お二人とも一層の活躍を期待します。

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