イタリア料理店で「トラバニ風***」というメニュー見たことがありませんか?
このトラパニ(トラパーニ)はシチリア島の北東の突端の街の名前です。
パレルモからは相当距離があります。
ここの名物と言えば、対岸のアフリカに近いこともあってモロッコ料理に代表される「クスクス」です。デュラムセモリナ粉から手作りされるクスクスは、チキンスープではなく、魚介のスープで味付けされるのが特徴です。
根魚(カサゴ、アイナメ、ボウボウなど)と貝類、海老、蟹などの甲殻類も加えられる贅沢なスープですがもとは漁師料理のようなものです。イタリア風漁師鍋の残り汁です。
もう一品は、ジェノベーゼをベースにトマトなどを加えるトラバニソースです。お店によってバジルの量が多かったり少なかったりしますが、トマトが入らないといけません。
私の知っている店ではこれに刻んだオリーブとミントを加えていました。ジェノベーゼのようにオイリーではありませんので魚のグリルと合わせても美味しさが引き立ちます。
イタリア料理といっているのにシチリアに肩入れし過ぎですね、イカン!イカン!
次回はエミリア州ボローニャの郷土料理をお届けします(笑)
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