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2011年9月21日水曜日

医療の進歩と限界

T先輩が亡くなってから早3年が経ちました。

直腸結腸の大腸癌が既にステージⅣで多臓器への転移もあり、本人は何とか治療を望んでいたのですが叶いませんでした。抗がん剤の効果は残念ながらなく、副作用と闘っていた姿を思い出します。

あのときは治験治療や新種治療にも詳しい方に先輩の病状も含めて相談したのですが、「医療ショッピングは止めた方がよい」と言われたことがあります。

そうなのです。やる方法あるなら派閥や大学の違いを超えて、医者ならば医者として最善の方法を考えていると言うことなのでしょう。それがない以上、手はないということなのです。

理解するまでに1年近く掛りました。

今日、我が家にとっても我が社にとっても大切な人が手術の予定です。

輸血によるウィルス性肝炎と診断されてから6年、血小板が少なくインターフェロンによる根治治療は出来ず、徐々に肝硬変が進んできました。暫くぶりにCTを受けたら小さな腫瘍が発見されました。

今日のオペは下肢静脈よりカテーテルを挿入し、直接癌細胞を壊死させる手術です。

もともと肝硬変が進んでいるため肝機能の問題と、予後もあり選択されたようです。確かに開腹手術よりベターかもしれません。

近年はこれに直接、抗がん剤を注入し、体内に回らないように排出する手術も行われ、副作用も少なく、奏功していると聞きます。

確かに医療は進歩しています。しかし、限界があるのも事実です。

早朝に、傘をさしながら氏神様の北野神社のお参りをしてきました。

1 件のコメント:

スコママ さんのコメント...

おはようございます。
大型の台風ですね。 
ご無事に手術が終わる事と願っております。
お大事になさって下さいませ。
  Sママ